昨年から2回の大手術を受けた父親の看病を続けてきた米歌手ブリトニー・スピアーズ(37)が先週、精神科の療養施設に入院していたことが分かった。米芸能サイト「TMZ」が4日、伝えた。

 ブリトニーの父親ジェームズ・スピアーズさん(66)は昨年11月、結腸が破裂。ラスベガスの病院で緊急手術を受けて一命を取り留めたが、その後、結腸などに合併症を発症した。先日2回目の手術を受けたが、TMZによると「容体は深刻で、改善していない」という。

 そんな中、ブリトニーは1月、療養中の父親や家族との時間を最優先するため、無期限の活動休止を発表。2月から始まる予定だったラスベガスでの定期公演「ブリトニー/ドミネーション」も延期となった。

 TMZによると、過度のストレスを抱えたブリトニーは先週、自身で施設を訪れ、30日間の入院を決めた。インスタグラムには「自分の心や体、精神をもっと大事にしなきゃ。誰でも少しは“自分の時間”が必要」とのメッセージを添えた自らの写真をアップしていた。

 ブリトニーと父親の親子関係は親密なことで知られる。2007年にブリトニーは当時の夫ケビン・フェダーライン(41)と離婚し、それにより2人の子供の親権を失い、精神が崩壊した。翌年1月には錯乱状態に陥り、精神病棟に緊急搬送され強制入院。そんな娘を体を張って守り続け、立ち直らせたのもジェームズさんだった。

 その父親が倒れ、病床で寄り添ってきたブリトニーだが、看病疲れもあり大きなストレスを抱えてしまったようだ。

 昨年夏ごろから交際中のイケメンダンサー、サム・アスガリ(25)は自身のインスタで「ブリトニーの精神力に感化されている」とコメント。療養施設に入院しているブリトニーを全面的に支えていくとしている。