おさると女猿回し師のお笑いコンビ「ゆりありく」のおさる・りくが5日午前1時に死んだことが分かった。19歳だった。

 りくは人間に換算すると70歳近くの高齢猿で、年明けから体調を崩し事務所主催のお笑いライブ「タイタンライブ」を欠席していた。最期は栃木県日光市の日光さる軍団劇場で、相方・ゆりあが看病する中、ゆりあの手の中で天国へ旅立った。

 所属事務所の広報担当者は「よくこの日まで頑張ってくれたという感じです。この数か月はゆりあと一緒にゆっくり暮らせたと思います。そういう意味では幸せだったのではないでしょうか」と話している。

 りくは今年5月での引退が決まっていた。

 なお、8日午前9時から日光さる軍団特設祭儀場で葬儀を執り行う。

※ゆりあが事務所を通じて発表したコメントは以下の通り(原文ママ)

 4月5日午前1時、りくが心不全のため永眠いたしました。最後は私の腕の中で眠るように旅立ちました。

 18年もの間、いつも隣にいることが当たり前だったりくがいなくなった事、未だ実感がありません。

 どんなに苦しい事があっても、りくがいてくれたから乗り越えられました。これからどうなるか不安です。ずっとりくに頼りっぱなしでした。

 でも、これからはりくが教えてくれた事、りくが残してくれた事、りくと共に作り上げてきた事を無駄にしないよう、私はりくに頼らず前に進んでいかなければならないと思っております。

 りく、あなたのような最高の相方と一緒の時代に生きる事が出来て本当に幸せだったよ。最後までこんな私と一緒に歩んでくれてありがとう。

 そして、これまで応援してくださったファンの皆さま及び関係者の皆様、本当にありがとうございました。

鈴木ゆりあ