「安らかに眠るな」裕也さん“ロック葬”最後まで破天荒に

2019年04月03日 18時14分

内田裕也さんの遺影

 3月17日に肺炎のため死去したロック歌手・内田裕也さん(享年79)のお別れの会「ロックンロール葬」が3日、東京・青山葬儀所で営まれ、ファンや関係者など950人が参列した。

“ラストステージ”も故人の代名詞だったロックな演出があふれた。祭壇の中央には威勢のいい「Rock’n Roll!」の白い文字。遺影は写真ではなくLEDモニターを設置し、「動く遺影」と銘打って、ありし日の静止画と映像を流す珍しい試みがあった。

 その映像の中で内田さんが「僕は今、あの世にいる。ロックンロールで生きて、ロックンロールで死んだことに感謝する」と話す音声が響きわたった。

 娘婿で俳優の本木雅弘(53)も「ネタ元が分かっていない」と、いつ収録した肉声か把握しておらず、目を丸くしてビックリ。関係者によれば、内田さんが過去に出演した地方のCMの未公開のセリフという。

 妻で女優の故樹木希林さん(享年75)との一人娘でエッセイストの内田也哉子(43)は謝辞で「Fuckin’ Yuya Ucida,don’t rest in peace just Rock’n Roll!!!」と、英語で「安らかに眠るな」と語りかけた。

 BGMも内田さんが愛したエルビス・プレスリーの「監獄ロック」やザ・ビートルズの「ロック・アンド・ロール・ミュージック」などロックの楽曲で構成された。

 参列者への返礼品も趣向が凝らされ、即席めんの「日清焼そばU.F.O.」が手渡された。同商品は、内田さんが生前、最後に出演したCM(2018年)だった。

 戒名は本木夫妻の希望で「響」「和」の文字を入れ「和響天裕居士(わきょうてんゆうこじ)」。司会を務めたフリーアナウンサーの宮本隆治は新元号「令和」の「和」が戒名に含まれていることに触れ、「内田さんも喜んでらっしゃるかもしれない」と故人に思いをはせた。