萩原健一さんの軌跡 「ザ・テンプターズ」ボーカル「太陽にほえろ!」マカロニ刑事

2019年03月29日 16時30分

グループサウンズブーム当時のライバルだった萩原さん(左)と沢田研二(1972年12月)

 消化管間質腫瘍で26日に急逝した俳優の萩原健一(本名・萩原敬三)さんは、人気グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルとして1967年にデビュー。「ザ・タイガース」のジュリーこと沢田研二のライバルとして、当時の若い女性の人気を博した。ヒット曲は「神様お願い!」「エメラルドの伝説」など。その後、70年には、沢田、大野克夫、岸部一徳らと「PYG」(ピッグ)を結成し、話題をさらった。

 GSブームが去った後にも俳優業の傍ら、歌手としても活動。「大阪で生まれた女」や「愚か者よ」をヒットさせた。

 俳優としては、黒澤明監督映画「影武者」をはじめ「青春の蹉跌(さてつ)」「八つ墓村」「誘拐報道」「いつかギラギラする日」「居酒屋ゆうれい」などに出演し、その地位を固めた。

 テレビドラマでもヒット作が多く、日本テレビ系の「太陽にほえろ!」でマカロニ刑事を好演し大ブレーク、殉職シーンは今も語り草になっている。その後も同局の「傷だらけの天使」で水谷豊と共演、倉本聰氏脚本の「前略おふくろ様」では、シャイな板前を演じた。

 晩年は役者のイメージが強かったが、昨年は再び歌手活動をしようと、22年ぶりのシングル「Time Flies」をリリースした。