
俳優の伊藤健太郎(23)、女優の三吉彩花(24)、黒木瞳(60)らが20日、東京・渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で行われた映画「十二単衣を着た悪魔」(11月6日公開)完成報告会に出席した。
同映画は小説家・内館牧子氏の同名小説が原作。伊藤演じる現代のネガティブフリーター男子「伊藤雷(らい)」が平安時代の「源氏物語」の世界にタイムスリップ。なぜか陰陽師として活躍することになり、三吉演じる「弘徽殿女御(こきでんのにょうご」に翻弄されながらも触発されるというSFエンターテインメント作品となっている。黒木が監督としてメガホンを取ったことも話題だ。
伊藤は主人公・雷に関しては「あの平安時代に飛び込んで、対応していく姿が共感できました。自分も(平安時代に飛び込んだら)対応するだろうなと。似ているなと思いますね」と語る。
〝黒木監督〟については「女優さんとしての印象があったので、現場での演出をワクワクしてました。役者の立場で演出してくれたので、すごくありがたかったです」と評した。その言葉を受けて黒木監督は「最初はオファーを受けていただけるかな? という思いでした。念願かなってすごい幸せです」と喜びを口にした。
三吉は「弘徽殿女御という、ここまで強い女性を演じたのは初めてです」と振り返る。撮影では黒木監督からマンツーマンで指導を受けたそうで「監督のご指導が無ければ、いまの弘徽殿女御はなかったです」と感謝した。
【関連記事】