キメツノミクスだ!劇場版「鬼滅の刃」の鬼ヒットで関連市場もウハウハ

2020年10月20日 11時30分

「鬼滅の刃」の主題歌を歌うLiSA

 これは“キメツノミクス”か。

 かねて社会現象化していた大ヒット漫画「鬼滅の刃」をアニメ映画化し16日に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開3日間の興行収入が46億2000万円に達し、驚きを呼んでいる。全国403館で上映され、観客動員数は340万人超。公開3日間の興収、観客動員数は過去最高に。「鬼滅」のすさまじい勢いは映画にとどまらない。

 16日に11スクリーンで42回上映して話題になった都内のTOHOシネマズ新宿は、20日も24回上映。大ヒット洋画「テネット」の9回を大きく上回る。すでに映画館は全席販売が可能だが、食べ物の持ち込み禁止の条件つき。そのため他系列館では間引き販売が継続された中、東宝は公開3日間の全席販売に踏み切った。

 2020年8月期の中間連結決算で純利益が前年同期比83・4%減となった東宝。映画公開から週が明けた19日の株価は終値で200円増の4675円に上がり、鬼滅効果をうかがわせた。

 歌手LiSAが歌う同映画の主題歌「炎(ほむら)」はオリコンの週間シングルランキング(26日付)で初登場1位になったと、同社から20日付で発表された。テレビアニメ版の主題歌としてヒットが続く「紅蓮華」を収録したアルバム「LEO―NiNE」も26日付のアルバムランキングで1位に。同一アーティストが週間のシングル、アルバムのランキングで同時1位となるのは7年7か月ぶりだという。

 コミックの累計発行部数が電子版を含めて1億を超えた「鬼滅」を巡っては、コラボ商品も続々と登場している。ダイドードリンコのコラボ缶のほか、ローソンやバンダイナムコアミューズメント、さらにはくら寿司も参戦し、下敷きやクリアファイルのプレゼントなどを行っている。

 公開初日、午前7時など早朝の上映に多数の客が足を運んだのは関連グッズの購入が目当てだったといわれる。SNS上では「もうメルカリに出品されてる」との声も流れるほど、ネットオークションでもグッズの出品が多い。

 鬼滅は日本経済の救世主となるか?