ブラッドリー・クーパー 最新作は〝伝説のハリウッドプロデューサーの半生〟

2020年08月31日 16時23分

ブラッドリー・クーパー(ロイター)

 ハリウッドのモテ男、米俳優ブラッドリー・クーパー(45)がレディー・ガガと共演して大ヒットした「アリー/スター誕生」から早2年。今度はその映画を製作した伝説のプロデューサー、ジョン・ピーターズ(75)の半生を描く「Soggy Bottom」(仮題)で主人公を演じることになり、このほど撮影が始まった。

 米芸能サイト「TMZ」によると、1970年代のファッションに身を包み、長髪にひげ面でロケ現場に登場したブラッドリーは、「まるで(若き日の)ピーターズの生き写し」だという。

 家庭崩壊により幼少期を少年院で過ごしたピーターズは、親類が経営していたビバリーヒルズのヘアサロンで働いていたことからハリウッド関係者と知り合い、映画界に入った。

 74年に知り合った米歌手で女優のバーバラ・ストライサンドと交際中に「アリー」の〝前作〟、ストライサンドと米歌手クリス・クリストファーソン共演の「スター誕生」(76年)を製作し、プロデューサーデビューを果たした。

 当時すでに大スターだったストライサンドとの交際や、「スター誕生」の成功で名を上げたピーターズ。その後は「ミッシング」(82年)や「フラッシュダンス」(83年)、「カラーパープル」(85年)、「レインマン」(88年)、「バットマン」(89年)など、毎年のように名作を世に送り出した。

 89年にはソニー・ピクチャーズの社長に就任するが、2年後に電撃解任された。

 ピーターズには粗暴な一面があり、2011年にはアシスタントの女性からセクハラとパワハラで訴えられ、330万ドル(約3億5000万円)の賠償が命じられた。そのころからハリウッドで敬遠され、映画製作から遠ざかった。

 一方、「アリー」で監督も務めたブラッドリーだが、ピーターズが同作でプロデューサーの一人として名を連ねた理由は、ピーターズが76年版「スター誕生」の著作権を持っていたためだとしている。数奇な縁で、その人物を演じることになったブラッドリーが主演する「Soggy Bottom」。監督は「マグノリア」(99年)や「ザ・マスター」(12年)のポール・トーマス・アンダーソン。公開は未定。