【米アカデミー賞】日本人初歌唱の松たか子「みなさんの力に感謝しています」

2020年02月10日 16時53分

松たか子(右から4人目)は日本人として初めてアカデミー賞の舞台で歌った Photo by Kevin WinterGetty Images

【米アカデミー賞】女優の松たか子(42)が9日(日本時間10日)、米映画界最大の祭典「第92回アカデミー賞授賞式」で、日本人として初めて歌唱。大舞台で圧巻のパフォーマンスを披露した。

 毎年注目されるパフォーマンス・プログラムの一つとして、歌曲賞にノミネートされた「アナと雪の女王2」の「イントゥ・ジ・アンノウン」の歌唱パフォーマンスが実施された。夢の舞台には米国本社から直々のオファーを受けた松のほか、英語版の声優を務め、ブロードウェイミュージカル女優として世界中にファンを持つイディナ・メンゼル、デンマーク、ドイツ、ラテンアメリカ、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スペイン、タイの9の国と地域のエルサ役が一堂に介した。

 レッドカーペットで、松は家族があつらえた帯と疋田総絞りの上品な着物で登場。本番では着物から一変、ジミーチュウのハイヒール、ピアジェのジュエリーにピンクベージュのヴァレンティノと華やかなドレス姿で登壇した。センターのイディナのパートから始まったパフォーマンスは、センター横の松が各国キャストのトップバッターとして歌った。リレー形式によって、美しくも力強い圧巻の歌声で「アナ雪2」の世界観を表現すると、客席からは割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。

 松は歌唱直後「他の国のエルサやイディナたちとステージで歌うことができて、とても楽しかった」と興奮冷めやらぬ様子。さらに今回のパフォーマンスについて「予想をはるかに軽々超えた機会を与えてもらいました。オリジナルのエルサを演じたイディナはもちろん、各国のエルサと会えることがすごく楽しみでした。皆がエルサのセリフを言い、歌を歌ってきた人たちなので、私は日本版のエルサというシンプルな気持ちで、いくしかないかなという思いでした。到着してから、レッドカーペットに行くギリギリまでサウンドチェックして、とても充実感のある数日で、あっという間でしたけど、とても楽しかったです」と振り返った。

 日本のファンに向けて「私が今日このステージで歌えたのは、日本でこの作品を見て、愛してくれた人たちの力も非常に大きかったと思います。日本での盛り上がりが認められて“おいで”と言ってもらえたんだと思いますので、みなさんの力にとても感謝しています」とコメント。充実の舞台をこなし「日本では公開中なので、このアカデミー賞授賞式を見て、気分が高まったら、ぜひ劇場に足を運んでほしい」と呼びかけた。