【日刊スポーツ映画大賞】蒼井優が主演男優賞・池松壮亮を絶賛「彼は日本映画界の宝」

2019年12月28日 14時57分

共演した蒼井優は主演男優賞の池松壮亮を絶賛

 第32回日刊スポーツ映画大賞が28日、都内のホテルで行われ、「宮本から君へ」の池松壮亮(29)が主演男優賞を獲得した。

 池松は「賞を頂くことで作品にスポットを当てて頂き、感謝しかない。7年前にお話をいただき、何度もとん挫しながら、もうダメなんじゃないかと、あきらめて次の作品に進んだほうがいいんじゃないかと思ったこともあった。それをここに立っているのはできすぎなんじゃないかと思う」と、紆余曲折を経てやっと公開にこぎつけた作品を振り返った。

 そして「連戦連敗の負け男として成立している主人公からすると、らしくないんじゃないかと思うところもある。主人公と心中しようと覚悟を決めた。この作品で何度も絶望を感じたし、信じた分、格別な思いがある」。作品に対する熱い思いを明かした。

 危険なアクションも代役を立てず、自身で演じた。「そういえば痛かったくらいで、もう忘れた」と役に入り込んでおり、気にするそぶりもない。
 前年受賞者の松坂桃李(31)は「以前、別の作品で共演し、アクションシーンがあったが、彼は骨折したのに誰にも言わずにやり遂げた」と暴露。池松は「自分でも骨折したことが分かってなかっただけ」と苦笑した。

 その池松は「時代は変われど、時代時代に合ったヒューマニズムを目指す。来年は30歳強く高く深く映画と対峙していけたら精進します」と、さらなる飛躍を誓った。

 また、共演の蒼井優(34)は「撮っている最中から素晴らしかった。彼は日本映画界の宝だと思っている。今回の作品は新しい池松壮亮という役者の引き出しが開いたんじゃないか。受賞で新しい池松壮亮の誕生を祝えるのがうれしい」と、池松の受賞を心から喜んだ。