慰安婦映画に“ダマされ”出演 ケント・ギルバート氏ら上映会に突撃

2019年12月23日 17時00分

藤岡氏(右)とケント・ギルバート氏

 慰安婦をテーマにしたドキュメンタリー映画「主戦場」(ミキ・デザキ監督)の騒動が続いている。

 東京・文京区の区民センターで先ごろ「憲法を考える映画の会」主催の「主戦場」の上映会が行われ、“だまされて出演させられた”という被害者で保守系論客の藤岡信勝氏(新しい歴史教科書をつくる会副会長)、ケント・ギルバート氏(カリフォルニア州弁護士)が観賞に乗り込んだ。

 両氏は「大学院生の学術研究ということでインタビュー出演に応じたのに、切り取りやレッテル貼りなどの恣意的な編集によって人格権を侵害された」としてデザキ氏を訴えている原告団のメンバーだ。

 上映後、映画にも出演している「女たちの戦争と平和資料館」の渡辺美奈氏のトークショーが行われる予定だったが「主催者の手違い」でキャンセルとなった。

 そこで急きょ、観客の映画感想会と藤岡・ケント両氏との質疑応答となった。

 ケント氏は「映画は途中までそれなりに中立を装っているが、日本会議の話題に触れたあたりから、急にプロパガンダ色が強くなる」と語り、藤岡氏は「慰安婦問題の争点は3つ。20万人という数字の根拠。性奴隷説の正当性。強制連行の有無。デザキ監督は映画の中で、これらに関してひとつも自らの見解を述べていないし結論も出していない」と話した。

 藤岡氏は本紙の取材に「実は私たちも『主戦場』への反論映画を作ろうということで企画検討中です」とし「今回、慰安婦強制連行を信じる、いわゆる左側の人たちと直接対話したことは有意義なことだった。おおむねよいディスカッションになったと思います。発言の場を与えてくれた主催者の方々に感謝します」と話している。