「女装・草なぎ」強烈インパクト 主演映画「ミッドナイトスワン」で新境地

2019年11月01日 11時00分

普段とはまるで違うビジュアルの草なぎ

 俳優・草なぎ剛(45)が主演映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、公開時期未定)で自身初となるトランスジェンダー(心と体の性別が一致しない人)のダンサー役を演じることが30日、明らかになった。衝撃的なのは公開されたスチルカット。新宿駅前に立つ「女装姿の草なぎ」はインパクト十分だ。自身「今までにない大挑戦」として鼻息を荒くしている――。

 緩いパーマがかかったロン毛、バッグを肩にかけて、こちらに妖艶な視線を投げかける女性…と思ったら、何と草なぎ!?

 同映画で草なぎは、トランスジェンダーのダンサー「凪沙(なぎさ)」を演じる。この凪沙と、親の愛を知らない少女「一果(いちか)」の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。脚本は「下衆の愛」などで高評価を得ている内田監督の完全オリジナル作品だ。

 草なぎは「この脚本が人の愛、エネルギーにすごくあふれていて、国境や性別などを超える力があって、皆さんに楽しんでいただけると思います。台本を読んだ時、とても感動し涙が止まらなかった。その時の気持ちを作品として見せられたら」と意気込みを示し「今までで一番の挑戦なので、ここでまた新しい作品の力や、お芝居の力に目覚めることができたらいいなと思います」とのコメントを発表した。

 また、トランスジェンダー役については「難しいですが、凪沙の気持ちというのは、生きていれば誰しも少なからずわかるもの。作品として訴えかける力があっていいなと思います」と手応えを感じているようだ。

 公開日は未定だが撮影はすでに始まっている。

「想像もつかない作品になるんじゃないかと思います。監督を信頼してみんなで頑張ります」と力を込めた。

「トランスジェンダーの凪沙が母性に目覚め、母になるという一つの愛の形を描いた」とは宣伝担当者。単純にトランスジェンダーそのものにスポットを当てるのではなく、そこから展開する物語が見どころだという。

 一般ファンにしてみれば「あの元SMAPの草なぎが女装!」と思うだろうが、ある映画関係者によれば「ここ最近の草なぎさんは“攻めて”います。役者として円熟期に入っているので、この難しい役どころもどう演じるのか注目です」と話す。

「今年公開された映画『台風家族』は、新井(浩文)さんの逮捕でスポットライトも当たりづらかったですが、内容を評価する声は多い。ジャニーズ事務所独立後、アイドルという殻を破って、本当に自分のやりたい分野にチャレンジしているという感じがあります」(同関係者)

 草なぎ自身も最近では「これまでに演じたことのない役がやりたい」と、むしろ難役のオファーを好んで受けているそうだ。来年の1月には、舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」で、ヒトラーが独裁者として成り上がる過程をシカゴのギャングに置き換えて展開する問題作に主演する。

 2020年の五輪イヤーは草なぎが型破りな芝居で世間の度肝を抜きそうだ。