芋生悠が語る“いじめ”対策「抜け出せる道がきっとある」

2019年09月06日 21時59分

舞台あいさつに立った芋生悠(左)と祷キララ

 大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(NHK)に出演する女優・芋生悠(21)が6日、都内で行われた主演映画「左様なら」(石橋夕帆監督)の初日舞台あいさつに立った。

 親友(祷キララ=19)の突然の死をきっかけに、クラスメートの人間関係に思わぬ波紋が広がり、いじめられる由紀(芋生)。それでもなお、当たり前のように続く日常をリアルに描く次世代の青春群像劇だ。原作はSNS上で公開されたわずか18ページの短編。石橋監督が空想を膨らませ、3人の登場人物を22人に増やして、長編に仕上げた。

 芋生は「実際の学校の教室を使い、台本から自分の役ならこうじゃないかと考えながら、皆で話し合って席順を決めた」と振り返り「学校や会社は狭い世界だけど、息苦しく感じても決してかごの中の鳥ではなく、抜け出せる道がきっとあると思う。外の世界に行ったり、周りの人たちの新しい面を知ろうとすることで、自分の道を切り開けるのでは。そういうきっかけになってもらえばうれしい」とコメントした。

 また、祷は「私は初日で撮り切って電車で帰ったが、私が死んだ後の物語がメインだった。撮影は沼津の民宿で10日間くらい合宿したみたいで、後から『めちゃ寝相悪かったね』なんて仲間が話しているのを聞くと、寂しくなった」と打ち明けた。

 ちなみに、出演者は男女のそれぞれの民宿に宿泊。2つの宿は離れており、男性陣は全員成人していたため、酒を飲んだり、花火をして楽しく過ごしたという。

 一方、いじめっ子のギャルグループはホテルの同じ部屋に宿泊し、台本を読み合わせるなど、ひたすら映画の世界観に没頭した。武内おと(24)は「役柄の関係で、撮影中にどんどん仲が悪くなったが、終わってから仲良くなった」と苦笑した。