星野源(38)、高畑充希(27)、及川光博(49)、正名僕蔵(48)らが23日、都内で行われた映画「引っ越し大名!」(8月30日公開)の完成披露試写会で舞台あいさつを行った。

 同作は星野演じる読書好きの侍が突然、大名の引っ越し責任者に任ぜられて奮闘する物語だ。

 撮影では相手役の高畑と共演するシーンが多かった星野だが、「まんじゅうを投げたら源さんの左目に当たっちゃって、次は当てないようにと思ったら、今度は右目にぺっちーんと当たっちゃった」(高畑)と、あわやのハプニングも…。一歩間違えば危険な場面だったが、星野は「気を使われるよりも当ててほしいんですよね。でもまさか両目にくるとは…」とフォローしつつ苦笑い。続けて「まんじゅうって痛いんですね」と振り返って会場を笑わせた。

 星野は正名演じるパワハラ上司と対峙するシーンもあった。役では「基本、コミュニケーションが恫喝」と話した正名は、星野について「人の恫喝心をくすぐるんで、まんまと乗せられて気持ちよく恫喝させていただいた」。これには星野も「何ですか? 恫喝心って!」とツッコんで笑わせた。

 星野にとっては2013年公開の「地獄でなぜ悪い」以来、6年ぶりの映画出演となる。当然、公開を心待ちにしていたはずだが、共演したピエール瀧が麻薬取締法違反で有罪判決が確定。関係者は「製作委員会に参加する企業と協議を重ね、一歩間違えばボツもあり得た」と明かす。だが「作品に罪はない」と世論も強まり、瀧の出番をカットすることなく、ギリギリで公開が決まったという。

 そんな危機を乗り越えて完成披露試写会までこぎつけた同作。大ヒットとなるか!?