俳優の松坂桃李(30)と韓国の若手女優シム・ウンギョン(25)が23日、都内で公開中の映画「新聞記者」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

 映画は、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の同名著書が原案。官邸の極秘プロジェクトを巡って、社会部の女性記者(シム)と内閣情報調査室のエリート官僚(松坂)を軸に描く社会派ストーリーだ。6月28日の公開後、今月22日までに観客動員数33万人を突破、興行収入4億1000万円のヒットになっている。

 これを伝え聞いた松坂は「今まで味わったことのない熱量を実感していますね」と感無量の様子。実際、この日は各映画館の劇場支配人からのメッセージが届けられた。「ほぼ連日満員で、若い人が足を運んでいる」というものもあれば「エンドロールまで席を立たず、上映後には拍手も起きている」などと生の反応が寄せられ「劇場の声を聞けるのは貴重なので、ありがたいです」と感謝しきりだ。

 そんな中、シムが「おおきにですね!」といきなり大阪弁でコメント。大阪でも観客動員が増えていることから発したのだが、これには松坂も「急な大阪弁ですね! だから裏で練習していたんだ」と大笑い。シムは「すみません」と頭をかき、会場の笑いを誘った。