二枚目俳優・斎藤工&キモ芸人・永野 異色コンビで世界進出へ

2019年07月03日 17時00分

映画祭に参加した(左から)清水康彦監督、斎藤工、永野、SWAY

 俳優・斎藤工(37)がプロデューサーを務め、キモ芸人・永野(44)が原案・原作を担当した映画「MANRIKI」が、韓国で開催中の「第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭」でワールドプレミア上映され、2人は舞台あいさつも行った。実は、斎藤は永野がブレークする前からの大ファン。今回の映画祭を足がかりに、今後は斎藤、永野のタッグで、世界進出も視野に入れていくという。

 この映画は、斎藤、永野が所属する映像クリエーティブ集団「チーム万力」が製作したもの。この2人のほか、ミュージシャン、俳優の金子ノブアキ、ヒップホップグループ「DOBERMAN INFINITY」のSWAY、映像監督の清水康彦氏らが名を連ねる。

 清水氏が監督の「MANRIKI」ではプロデューサーの斎藤が自ら主演を務めるほか、永野、金子、SWAYも出演する。日本では、11月29日から東京・シネマート新宿など、全国で順次公開予定。

 内容は、仕事欲しさに小顔矯正を決意した駆け出しのファッションモデルが、美容クリニックを営む美しき整顔師に、小顔矯正施術を依頼。整顔師の猟奇的哲学と万力によってモデルは変身を遂げる、といったところから物語が展開していく。

 6月29日には、プチョン国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミア上映が行われ、上映後には斎藤、永野、SWAY、清水監督が舞台あいさつを行った。

 この場で永野は持ちネタを披露。さらに映画を作ったきっかけについて次のように明かした。

「ファッションショーのゲストに呼んでいただいた時に、ファッションモデルは体形もきれいな人たちなのですが、舞台袖に“小顔になれるプリクラ”とか“小顔矯正”とかがあって。それを見た時にちょっとショックで、斎藤工くんに『そんなに顔を小さくしたいんだったら、図画工作の授業のときにあった“万力”で潰したら手っ取り早いんじゃないか』という話をした。僕が酔っ払った勢いで『それを映画にしようよ』という話をしたら、まさか次の日に『その映画、どうしていきましょう』と連絡があって、そこから始まりました。それが3年前です」

 二枚目俳優の斎藤とキモ芸人の永野とは、意外な組み合わせだが、実は斎藤が永野の大ファンだったことで接点が生まれた。しかもまだ永野がブレークする前、“カルト芸人”と言われ、全く無名だったころにファンになったという。

「斎藤さんが司会を務めていたTBS系の演芸番組『日10☆演芸パレード』に永野さんが出た時に、面白いと思って興味を持ったそうです」(お笑い関係者)

 その後、永野の単独ライブを見に行った際に、「ヒザから落ちそうになるくらいの衝撃を覚えた」そうで、斎藤は「我々がテレビなどのメディアで捉えている『ラッセンの人』的な芸人・永野さんは、氷山の一角の一角のそのまた一角にすぎない。真の芸術家である永野さんの脳内に、多角的に広がる果てしない人間の業を具現化できるのは映画しかない」と語っている。

 こうして実現した異色のタッグだが、「斎藤さんは、世界の映画祭に詳しい。今回の韓国をきっかけにして、他の国にも行くつもりのようです」(同)と、今後は2人で“世界進出”にも乗り出すつもりだという。