「カメ止め」上田監督注目の次回作はフレッシュでちょうどいいサイズ!?

2019年06月08日 17時00分

左から上田慎一郎監督、中泉裕矢監督、浅沼直也監督

 映画「カメラを止めるな!」ですっかり有名となった上田慎一郎監督(35)が7日、都内で行われた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019」(7月13~21日)記者発表会に出席した。

 同映画祭は若手の映像クリエーター発掘を目的として、埼玉・川口市のSKIPシティで2004年にスタート。上田監督は16年に短編映画「テイク8」で奨励賞を受賞した。今回は国際コンペティション部門の審査委員長を三池崇史監督、国内コンペティション部門の審査委員長を荻上直子監督が務める。

 上田監督は昨年、「カメラを止めるな!」が31・2億円の興行収入を記録する大ヒット。「第28回東京スポーツ映画大賞」で監督賞を受賞した。ビートたけし審査委員長が「ヘタウマの極致かと思ったけど、2回目に見たら計算され尽くした作品だった。謝りたい、すいません」と絶賛したほどだった。

 そんな上田監督の次回作が浅沼直也監督、中泉裕矢監督との3監督で共同製作した「イソップの思うツボ」(8月16日公開)だ。「SKIP――」のオープニング作品としてワールドプレミア上映される。3人は同映画祭が出会いの場だったそうで、上田監督は「短編部門に中泉さん、長編部門に浅沼さんがいました。まさか3人で監督する日が来るとは思わなかった。すったもんだでしたが、3人の色が混ざり合った、いびつさ、いい意味でのいびつさも魅力になっています」と語った。

 映画関係者は「大ヒットを飛ばした上田監督の次回作ということで注目されていましたが、ちょうどいいサイズの映画じゃないでしょうか」と指摘する。

「いきなりビッグバジェット(予算)で有名俳優がずらっと並ぶと、大コケするのが良くあるパターンですが、主演が現在、売り出し中の若手女優の石川瑠華、井桁弘恵、紅甘の3人とフレッシュ感もある。3監督の共作というのもチャレンジ感がある」

 今年の夏は“キューポラのある街”の川口が映画で熱くなりそうだ。