炎上中の慰安婦映画「主戦場」デザキ監督に次回作を尋ねると…

2019年06月04日 17時00分

会見するミキ・デザキ監督

 慰安婦問題を扱った映画「主戦場」で、出演した保守派の論客から上映差し止めなどを求められている日系米国人のミキ・デザキ監督が3日、都内で会見を開き、差し止めには応じない考えを示した。

 櫻井よしこ氏やケント・ギルバート氏ら保守派論客と、元慰安婦側の支援団体関係者や学者らの両サイドにインタビューした作品だが、先月30日には保守派の出演者が会見していた。4月20日公開ながら「映画の日ということもあったが、1日は渋谷のシアターイメージフォーラムが全時間で満員」(配給の東風関係者)だという。

 保守派の出演者らは、上智大の大学院生だったデザキ監督から「卒業プロジェクト」として取材を申し込まれたと主張しているが、デザキ監督は「出来がよければ公開する可能性がある」旨を伝えていたと主張し、双方の主張は対立している。

 クレームをつけてくる理由を「人に見てほしくないと思っていて、映画の評判を下げたいと思っている」と分析し「彼らはなぜ支持者たちに自分の出ている映画を見てほしくないのか、不思議に思っている」と語った。

 作品はクラウドファンディングの低予算で製作されたが、デザキ氏はケント氏の「ミキ・デザキは韓国政府から支払いを受けたのだろう」という発言も紹介した。

 法廷闘争につながる可能性もはらむが、炎上してメディアが取り上げるほど興行収入は上がっていく。会見後に、本紙は「今回の映画の収益で次に映画にしたいテーマ」を聞いてみた。「メークマネーしたのか分からないけどね」と笑顔のデザキ監督は「今、アイデアを挙げたら、誰かがパクるかもしれない」と詳細を秘密にしたものの「いろいろ(取材テーマが)あるから、100%決められないけど、政治的で社会(的な)問題は取り上げたい」と話した。

「主戦場」同様に両サイドを取材をするかは「まだ分からない。この問題(慰安婦)は両サイドに聞かなきゃいけないし、入れる必要があった。他の問題はまだ分からない」と話した。いずれにせよ、次回作が話題になることは間違いない。