「アイアン・スカイ」の鬼才ヴォレンソラ監督 続編製作にファンから投げ銭1・5億円

2019年05月30日 17時00分

ジャパンプレミアに登場したティモ・ヴォレンソラ監督

 フィンランド出身のティモ・ヴォレンソラ監督(39)が29日、都内で行われたSF映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」(7月12日公開)のジャパンプレミアに登場した。

 鬼才・ヴォレンソラ監督が、7年ぶりに“ヤバい”SFアクションエンターテインメント作品の続編を引っ提げて来日。前作の「アイアン・スカイ」は、月の裏側にナチスが秘密基地を建設し、人類を侵略するという設定だったが、その続編は30年後、ナチスが再び人類絶滅を企て、ヒトラーと恐竜が共に地底から侵略する、というさらに規格外のストーリーだ。

 ブラックユーモアも満載で「恐竜人間」と化したウサマ・ビンラディン、金正恩、マーガレット・サッチャー、スティーブ・ジョブズら歴史上の超有名人たちをパロディーに昇華している。

 監督が登場すると、会場の熱狂的ファンから「フォー!」と声が。監督も日本語で「コンニチワー!」と応えた。7年ぶりの来日には「トキオ! 変わらず温かい歓迎ありがとうございます!」と感謝した。

 映画の“ヤバさ”を問われると「1本目もすでにクレージーだけど、それを上回ることを考えると『ヒトラーと恐竜』だと思ったんだ」と明かす。

 歴史上の有名人パロディーは「選ぶ人物は12人と決めていた。キリストを扱った有名な絵画『最後の晩餐』をやりたいと思っていたからね」と笑った。

 この映画は世界中に熱烈なファンがいる。実は同映画の資金調達のためにクラウドファンディングを行ったところ、なんと1億5000万円も集まったという。

「ティモ監督の作品は、決してハリウッド大作のようなバジェット(予算)はないが、世界にファンがいる。投げ銭をしてくれるので、同監督のように続編が作れる時代になっているんですよ。映画作りも変化してます」(映画関係者)

 持つべきものはファンのようだ。