元SMAPで俳優の稲垣吾郎(45)が14日、池脇千鶴(37)らとともに、都内で主演映画「半世界」(阪本順治監督、15日公開)の舞台あいさつを行った。

 同作は稲垣演じる40歳を目前に控えた炭焼き職人・高村紘を中心に「人生半ばに差し掛かり、残りの人生をどう生きるか」という男の葛藤や家族、友人たちとの絆が描かれる。稲垣と池脇は夫婦役として共演。池脇は「(稲垣演じる)紘は本当に不器用なお父さんでした」と感想を語る。その後も爆笑掛け合い連発で、稲垣は「今度夫婦漫才でもやりましょうか?」と笑わせた。

 バレンタインデーの思い出について稲垣は「実は学校で1人だけ帰宅部で目立たないタイプだった。もう1人、稲垣君という目立つ子がいて、その子はいっぱいもらっていたと思う。元気かなあ、稲垣君」と回想。「2歳上の姉がいて、僕が中学1年生の時に、姉の同級生の方から1つだけチョコをもらいました。ドキドキしましたね」とも明かした。池脇には「まだチョコもらってないので池脇さんから本気チョコをもらえると思います!」と催促し笑わせた。

 稲垣のリップサービスは絶妙で囲み取材でもバレンタインの“恋バナ”に自ら水を向けた。SMAP時代は中居正広(46)がトークの主導権を握ることが多かったが、稲垣の意外な“トーク力”に報道陣も感心しきり。

「稲垣さんは物静かですが、気配りの人で、自分に何が求められているか瞬時に判断してトークができる人」(テレビ局関係者)

 稲垣といえば、半同居人50代男性「ヒロくん」の存在が有名で半分ネタにしているが、この日はヒロくんトークは封印。「あまりネタにすると飽きられるので、意図的に封印しているようです」(前出関係者)とのことだった。