2011年にはNHK紅白歌合戦にも出演した韓国のアイドルグループ「KARA」が解散すると韓国メディアが連日報じている。メンバーのギュリ(27)、スンヨン(27)、ハラ(24)の3人と所属事務所DSPメディアとの専属契約が1月末で切れるが、3人は契約更新を望んでいないという。


 中でもハラは歌手ではなく女優としての活動を望んでおり、“ヨン様”ことペ・ヨンジュンの所属事務所キーイーストと既に接触していることが5日に報じられた。キーイースト側も接触の事実を認めており、移籍はほぼ間違いない。ハラとスンヨンも女優への転身を視野に、移籍先を探している状況だ。


 DSP側は解散報道について「まだ確定していることはない」と否定しているが、これはグループが2月まで化粧品会社と広告契約を結んでいるからだ。メンバーで唯一契約が残るヨンジ(21歳=14年に加入)は5日、自身のインスタグラムのプロフィルとアカウント名から「KARA」の名前を削除しており、解散へのカウントダウンは始まっている。


 別事務所に所属しながらグループは継続する“AKB方式”の可能性もあるが、14年1月に事務所を離れたニコル(24)がグループ残留を望んだ際も実現はしなかった。このため、地元メディアは既に解散後の4人の行き先に関心が移っている。


 解散後の活動の場は韓国だけでなく、日本も視野に入ってくる。14年4月に脱退した知英(ジヨン=21歳)は日本で女優として活躍しており「日本語も上達していて、昨年『民王』では難しい役をこなしていた。事務所は堀北真希や桐谷美玲らが所属するスウィートパワー。1月期のドラマ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)で日本人役で出演しているし、今後も活躍が見込めそう」(テレビ誌ライター)


 ニコルも昨年6月、韓国に先立ち日本でソロ歌手としてデビュー。2月にも日本でシングルをリリースする。


 さらにハラの移籍先とされるキーイーストは日本法人やスカパーなどで韓流番組を配信する「DATV」を展開するなど日本とのゆかりも深く、移籍後には日本での活動が活発化しそうだ。