韓国の国民的ガールズグループ「少女時代」を昨年9月に“強制脱退”させられたジェシカ(26)。恋人の実業家と組んで自身のファッションブランド「BLANC」を立ち上げたのがその前月だから、これがクビの背景にあるのは間違いない。

 米国出身で“ユルい下半身”も一因と言われるアメリカナイズされた子だけに、変わり身も早い。同10月には「BLANC」のセカンドライン「ECLARE」の立ち上げも発表。ところがその矢先、「BLANC」は日本のサングラスブランドと名前が同じでロゴまで似ているという論争が起き、結局「BLANC&ECLARE」と名称変更するハメに。

 人気グループともなれば、その知名度を利用しひとを儲けたくらむメンバーが出てきてもおかしくない。かたや所属事務所や他のメンバーが「グループ活動そっちのけで!」とよく思わないのも当然。ましてや少女時代の所属は、ことタレント管理に厳しい韓国最大手「SMエンタテインメント」だ。

 個人ビジネスの件でジェシカの相談相手だったといわれる元カレは、SMの稼ぎ頭「東方神起」からジュンス(28)、ユチョン(28)と組んで分裂した「JYJ」のジェジュン(29)。分裂の発端は、ジュンスの家族が残り2家族とともに羊の胎盤エキスの化粧品事業を始め、3人がそのブランドの広告塔になったことだ。契約違反だと天下のSMを怒らせてしまい、5年たった今もJYJは活動が波に乗っていない。

 東方神起分裂の年、日本でデビューし成功した「KARA」(当時は5人組)も、その翌年に分裂騒動が勃発。ここでもカネに目がくらんだ親たちが登場した。造反組3人を束ねたのは、やはり米国出身のニコル(23)とその母親で、ここでもジェジュンがニコル親子と仲がよく、独立の相談に乗っていたと言われる。結局ニコルは昨年初めに、造反組のひとりジヨン(21)も昨春脱退した。

 その点、「BIGBANG」リーダー・G—DRAGON(26)の実姉はうまい。弟が音楽業界ばかりか欧米ファッション界でもオシャレだともてはやされているのをいいことに昨年6月、ソウルで高級ブランド店が軒を連ねる清潭洞(チョンダムドン)に、こじゃれたセレクトショップを自らオープンした。G—DRAGONファンも詰めかけ、さぞや大盛況…かと思いきや、地元ファッション業界からは失笑モノだという。

「清潭洞には、世界3大セレクトショップの一つでイタリア・ミラノ発の人気店『コルソコモ』が7年前からあります。サムスンがやっていて、独特な波のようなイラストが目印。店の外観や買い物袋にそれが使われてるんですが、目と鼻の先にあるG—DRAGONのお姉さんの店は外観もバッグも『コルソコモ』そっくりで、ネットでもパクリだと叩かれてるんですよ」(地元アパレル関係者)

 韓国の芸能関係者も呆れている。「BIGBANGのT.O.Pの姉も芸能人ぶって、素人だけど美人だからよくSNSで写真を出してるけど、それなんかまだかわいいほう。G—DRAGONの姉は勘違いもいいとこで、弟とのツーショットを売りにしたりとまるでセレブ気取りだからね。パクリももうちょっとうまくやったらいいのにダサすぎ。第一、弟にすがる人生なんてむなしいし寂しいでしょ」

 K—POPアイドルの身内は、こうした“ちゃっかり者”だらけなのか? 聞けば「親の教育が行き届いた、ちゃんとした子もいる」という。日本で成功した韓流アイドルのパイオニア的存在、BoA(28)だ。「3人兄妹の末っ子のBoAは芸能界で有名になったけど、兄2人もちゃんと別の世界で有名です。上の兄はピアニスト。2番目はミュージックビデオ(MV)の監督で、妹のMVを撮ってコラボもしてます」

 BoAも背中で泣いているに違いない。