韓国の「ギヨミ」ブームがアジア席巻

2013年12月25日 16時00分

 昨年“日本以外の”海外で大流行したPSY(35)の「江南スタイル」ほどではないが、今年は韓国からアジア諸国にネットで広まった「ギヨミ」ブームがあった。

 このギヨミ(Gwiyomi)とは、韓国語で「かわいい子」を意味する新造語。元は「ブリっ子な女」と嫌みっぽい意味で使われていたのだが、昨年、アイドル番組で新人男性グループ「BTOB」のチョン・イルフン(19)が、「1+1はギヨミ、2+2はギヨミ…」とかわいい手ぶり(6+6まで)を披露したところ、韓国芸能界でみんなマネし始めた。

「時には罰ゲーム的に、また好感度を上げたい芸能人はファンの心をくすぐるため、テレビ番組やコンサートなんかでやるわけです。少女時代やBIGBANGのメンバーなど人気アイドルたちもやりました」(地元芸能関係者)

 今年に入るとこれに歌が付き、Hari(23)という無名女性歌手がシングルリリース。するとこのギヨミソングに合わせた手ぶりで、若者が自分のかわいさをアピールする動画のネット投稿が大流行したのだ。しかもそのブームは、韓国から中国や台湾、タイ、フィリピンといったアジア各国にまで飛び火。Hariは一躍スターダムにのし上がった。

「無名レーベルの所属だったのに、ギヨミ人気で夏には大手ワーナーと契約。アジアでリパッケージしたギヨミソングは、先月末インドネシアで音楽チャート1位になったり、また中国の動画サイト賞レースで新人賞に選ばれたりもしています」と同関係者。

“二匹目のどじょう”狙いで10月にリリースしたハングル文字遊びの歌は「そんなに人気がない」(前同)とのことで、Hariは“一発屋”で終わりそう。しかしまあ、日本が近年ガンガン海外に売り込み、世界の共通語になりつつある「KAWAII」が、韓国のそれに取って代わられてしまうとは…。切ない。