韓国芸能界を揺るがすスターの2大事件が大詰めを迎えている。

 日本でも人気の韓国アイドルグループ「JYJ」の元メンバーで、元恋人と薬物を使った容疑で韓国警察に逮捕されたパク・ユチョン容疑者(32)が、26日の逮捕まで一貫して否認してきた供述から一転、大筋で容疑を認めたことを韓国地元メディアが報じた。

 ユチョン容疑者は3回にわたり覚醒剤1・5グラムを購入し、その一部を5回に分けて使用した疑い。ソウル市内のATMで薬物の売人のものとされる銀行口座に数十万ウオンの代金を振り込み、約30分後に別の場所で同容疑者が薬物を回収する様子が防犯カメラに収められていた。同容疑者は「認めるのが怖かった」と話している。

 すでに元恋人で大手乳製品メーカー創業者の孫“ミルク姫”ことファン・ハナ容疑者も薬物使用の疑いで逮捕されている。当局はファン容疑者から「ユチョンと一緒に薬物を使用した」との供述を得ていた。

 ユチョン容疑者は「ファン容疑者とヨリを戻したことで薬物を使用するようになった」と話しているという。

 さらに同じく韓国の人気グループ「BIGBANG」の元メンバー、V.Iことイ・スンヒョン氏(28)について、地元警察は売春あっせん容疑で今週中に逮捕状を請求すると地元メディアが報じた。元V.Iは2015年に日本人投資家へ売春をあっせんした疑惑、17年の自身の誕生日パーティーでの同あっせん疑惑がもたれている。

 日本でも人気のあった2人。それだけに、日本での反響も大きい。

「地元メディアでも、ユチョンがシャブ常用者である疑いがかなり大きく、元V.Iも本人の主導でセックス接待していた疑惑が強まった。韓国芸能界の体質というか、闇があまりに深いことが、明るみに出てしまった」(テレビ局関係者)

 日本でも芸能人の薬物使用などでの逮捕が続出しているが、韓国でも似た状況と言えそうだ。