原爆Tシャツ騒動 「防弾」少年団の名前の“安易”な由来

2019年01月04日 16時30分

防弾少年団(ロイター)

 原爆Tシャツ騒動で、日本から嫌われてしまった人気の韓流ボーイズグループ「防弾少年団(BTS)」が2019年も話題を振りまきそうだ。

 昨年11月9日に予定されていたテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演が急きょキャンセルになったばかりか、目玉として当確といわれた大みそかのNHK紅白歌合戦への初出場もかなわなかった。騒動まで、NHKは何とか紅白に出てもらおうと水面下で動いていた。

「某出版社がBTSの非公式ムック本をつくったものの、NHKが番組からの無断転載写真にクレームをつけ、出版差し止めに追い込まれたと聞いてる。紅白の出演交渉のさなか、余計な波風を立てまいと、NHKが彼らサイドに気を使ったのは明らか」(出版関係者)

 騒動の余波で、ナチスのシンボルマークがついた帽子をかぶったり、ナチスをイメージさせる旗を振ったりしたパフォーマンスの過去画像までほじくり返された。ビルボード1位を獲得するなど大成功した米国でも、ユダヤ系団体から批判され、所属事務所は公式に謝罪するハメになった。

 漢字表記のグループ名「防弾」という言葉から、戦争や軍事的なニュアンスを感じるのも、BTSにとってはマイナスだった。ちなみに、彼らのファンは「ARMY」と呼ばれる。軍隊と防弾チョッキが常にセットで、ファンといつも一緒という意味を込め、名付けられたとか。

 ただ「防弾」という言葉にもともと物騒な意味はなく、グループ名の由来はシンプルだった。

「その名付け親は、彼らの“育ての親”である所属事務所のパン・シヒョク代表。『防弾』はハングル読みだと『バンタン』ですが、1文字目の『バン』はパン代表の姓と同じ。2文字目の『タン』は『タンセン(誕生)』のタン。つまり、パンさんが誕生させたグループだから、その頭文字をつなげ『バンタン』と付けたんです」とは韓国芸能関係者。

 いまさらながら「防弾」よりもっと平和的な漢字の当て字はなかったのか…。