28日放送のTBS系「ビビット」は中国におけるイタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)」の不買運動について特集した。
 
 同社が投稿した広告動画の中で、アジア人女性がはしを使って不自然にピザやパスタを食べている行為が中国を侮辱するとして批判が殺到。デザイナーのコメントも火に油を注いだ。

 中国では不買運動のみならず、ドルガバ着用の客を宿泊拒否したり、デパートに入れないなどブランド排除が進行。ドルガバは売り上げの3割を失う窮地に立たされた。また、他の高級ブランドが揃って中国文化を称賛する珍現象も起こっている。

 MCの国分太一(44)は問題の動画について「イタリア料理とはし、中華という文化の融合というように見えた」と冷静にとらえ、即座に謝罪したドルガバの対応を支持した。

「謝罪の対応早かった気がしますし、ドルガバとしても中国という市場の大きさ、ここに挑戦したいという気持ちある」と続けた。

 一方、スタジオではドルガバのファッションについて「胸にプリントされていることがすごく表現している。自分たちの言いたい主張を結構、胸に書いていて」との否定的意見が出された。

 国分は原爆Tシャツ問題で物議を醸した韓国の7人組ヒップホップグループ「防弾少年団(BTS)」を引き合いに出し「防弾少年の時もそうでしたけども、やっぱり歴史、文化を知らない分だけ、こういうようなことでトラブルが起きているのかな。それがファッションになっちゃってるのかな」とこの点についてはドルガバの姿勢に疑問を呈した。