「ダウンタウン」の松本人志(55)が、18日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」で、韓国の7人組ヒップホップグループ「防弾少年団(BTS)」の“原爆Tシャツ騒動”について「原爆のことをファッションでイジるのはあり得ない」と私見を語った。

 番組では大みそかに放送される平成最後の「紅白歌合戦」(NHK)の出場メンバーについて特集し、BTSが選考から漏れたことを伝えた。その中で、BTSの“原爆Tシャツ騒動”について触れると、ゲストたちがそれぞれの意見を語った。

 フリーアナの神田愛花(38)は「韓国のアーティストは、もともと育成する時から、世界で売れるように育成すると聞いたことがある。だとしたら商売相手は世界ですから、本人たちが分かってなくても周りのスタッフが世界史をちゃんと勉強しておくとか、してはいけない相手の土俵のルールを身に着けておかないと本人たちが傷ついてしまう」と主張した。

 一方、母親が韓国人で父親が日本人のハーフであるピアニストの清塚信也氏(36)は「国際的に活躍する方としては自覚が足りないと思う。でも逆に韓国と日本が仲良くなれるチャンスだと思う」と主張。続けて「というのは、僕はハーフなんです。だからこそ韓国人の良さ悪さ、日本人の良さ悪さを知っているつもり。ものすごく国民性は違う。この問題で極論化しちゃいけない。韓国全土が日本を敵視していると思いがちで、それがすごくナンセンス。個人レベルで話した時に、日本人を悪く言う人なんて見たことない。世界にも誇れる友人関係になるって思っている人も多いはず。これを乗り越えたら信頼ができるチャンスだと思う」と見解を示した。

 そして最後に話を向けられた松本は「原爆のことをファッションでイジるのはあり得ないかな。そんなもん流行にも何にもならないし、絶対やっちゃいけないことでしょうね」と締めくくった。