【岸本拓也が街をプロデュース】日本始まりの地は史跡だけでなく江戸時代の風情が残る街並みも

2022年04月17日 10時00分

橿原神宮を訪れた岸本拓也氏
橿原神宮を訪れた岸本拓也氏

 日本全国に増え続ける面白い名前のパン屋のプロデューサー・岸本拓也氏が、もし地方の街をプロデュースしたら? 新規開店のために日本を飛び回り、地道な調査を重ねる岸本氏。蓄えた知識を街おこしに生かしてもらおうという連載です。

【奈良・橿原市①】

 今回からは奈良県橿原市についてお話しします。橿原市はひと言で言うと歴史の街です。奈良県で2番目に人口が多い市なんです。

 大和三山(香久山、畝傍山、耳成山)という有名な山が3つあるのが特徴ですが、まずは橿原市の歴史からひもといていきます。

 橿原というと橿原神宮がとても有名ですよね。「ようこそ、日本のはじまりへ。」というキャッチコピーを掲げており、日本の初代天皇がいた場所なんです。そのため、日本の始まりの地としても注目されており、橿原で一番の観光地になっています。表参道にそびえ立つ第一鳥居は圧巻でした。橿原に行って日本の始まりに触れるというのは新鮮な体験でした。

 また奈良には、文化史跡や遺産もあります。橿原考古学研究所という施設があるのですが、そこでは旧石器時代にまでさかのぼって日本の歴史に触れることができます。旧石器時代から平安、室町時代まで、発掘調査で見つかった実物の資料を見られるのは珍しいのではないでしょうか。まさに目で見る日本の歴史を感じました。

 また橿原市の今井町には、江戸時代に栄えた街があります。重要伝統的建造物の保存地区にも指定されているレトロな街並みでレストランやカフェ、酒屋などが軒を連ねています。江戸情緒を感じさせてくれる今井町では、町屋めぐりをすると江戸時代にタイムスリップしたような感覚になります。町屋をリノベーションしたカフェなどがあったり、今でもそこに住まれている方もいました。

 歴史が残る街・奈良で、史跡だけではなく江戸時代の風情が残る街並みを楽しめるのも橿原市の魅力だと思います。

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