【アニソン四半世紀】都内の仕事ならほとんど自転車通勤だった忌野清志郎さん

2021年09月26日 10時00分

「茄子 アンダルシアの夏 オリジナル・サウンドトラック」ジャケット
「茄子 アンダルシアの夏 オリジナル・サウンドトラック」ジャケット

【忌野清志郎「自転車ショー歌」】

2003年公開の劇場アニメ「茄子 アンダルシアの夏」は、スペインの自転車ロードレースを描いた作品。この映画のエンディングテーマが「自転車ショー歌」だ。

 年配のリスナーなら、1964年にヒットした小林旭の「自動車ショー歌」を思い出すだろう。映画の内容に合わせ、自動車を自転車に変えて、新たな歌詞でリメークしたのが「自転車ショー歌」というわけ。作詞は原曲と同じ星野哲郎氏。そして歌うは我らがキヨシロー!

 忌野清志郎作品のディスコグラフィー中でも、あまり知られていない曲だが、それは自身のアルバムには収録されておらず、シングル発売もなかったからだろう(かろうじてこの映画のサウンドトラックCDで聴ける)。

 小林旭の原曲は歌詞の中にさまざまな自動車のメーカーやブランドをダジャレ的に織り込んだものだったが、こちらも同様に自転車の名前が次々と登場する。まあ、自動車に比べるとマニア以外にはなじみのないブランドが多いのだが。

 生前の清志郎さんは、都内での仕事ならほとんど自転車で行っていたというエピソードの持ち主だけに、この曲を歌うことになったのは必然ともいえる。ちなみに07年には続編の「茄子 スーツケースの渡り鳥」もOVAとして発売されたが、こちらのエンディングにも同曲が使用された。

 実は「自転車ショー歌」同様に、清志郎さんには映画に提供した曲、他のアーティストのトリビュート盤に参加した曲、単発のコラボで発表したシングルのみの曲など、アルバム未収録楽曲が山ほどある。バラバラに探すのは非常に難易度が高いので、どこかでまとめてCDにしてくれないだろうか。

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