「日本人ホームレス騒動」渦中のK氏が虚偽を謝罪し不適切投稿を削除

2021年02月25日 10時00分

【アツいアジアから旬ネタ直送 亜細亜スポーツ】先週報じたカンボジアの首都プノンペンで見付かった日本人ホームレスが、思わぬ騒動の種になっていた。

 今月11日、地元女性に声を掛けられ、路上生活者と分かったのは日本人男性K氏。昨年、ベトナムから陸路で入国したが、新型コロナウイルス禍で出国できなくなり、挙げ句には「現金とパスポートを盗まれ、帰国できない」(本人)と答えたそう。

 同情した女性は「これで日本の家族や友達に連絡して」とスマホを買い与え、コトの顛末とK氏の写真をフェイスブックに投稿。すると6500件以上シェアされ、困窮日本人を救う支援の輪ができたと現地メディアもこぞって取り上げたが…。

 K氏は当初、現地の日本大使館や日本の家族から援助を断られたと、女性に訴えていた。その後アカウントを開設したツイッターでも、同様の主張を繰り返していた。ところがこの主張、全くの虚偽だったのだ。

 現地日本人会関係者によると、K氏は日本に住む弟からの送金を受け取った大使館と、現地在住日本人からの計2度、帰国用の航空券を買ってもらい、物資や金銭などの支援も受け取っていた。にもかかわらず「帰国してから数か月分の生活費がないと、帰るに帰れない」と本人はこぼしていたという。

 フェイスブック投稿から火がついたこの騒動は、20近くの地元ニュースサイトがほぼ同時に記事をアップした。これには不自然だという指摘があり、またK氏が現地の何者かに操られているのではという噂まで流れた。

 そんな中、渦中のK氏は23日夜、突如ツイッターに謝罪動画をアップ。実は大使館や日本人会から支援を受けていたことを告白した。不適切なツイートは全て削除。

 一番上に固定したツイートでは、お詫びとお礼として「2月14日にお会いしたカンボジア日本人会様また、大使館、物資お金宿泊食事日本での就労先紹介サウナ等支援頂いた皆さま本当にありがとうございました」とつづっている。ただ、日本人会は仕事の斡旋まではしていないという。

 K氏は一時、現地警察に保護されていたが、ツイッターのアカウント名は現在「海外入国管理局の施設の中」としている。日本送還後は就職し、次にカンボジアへ戻ってきたら、世話になった人々に恩返ししたいそうだ。

 謝罪動画では何度も頭を下げた。「私の言動で迷惑を掛けた方々には、ここに直接お詫び申し上げたいので、是非メッセージを送っていただけたら…」ともK氏は語っている。

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