【人生を変えることば選び】健診のストレスを減らす心の持ち方

2020年10月01日 10時00分

定期健診が増える時期だ(写真はイメージ)

【ほめ達・松本秀男 人生を変えることば選び】10、11月は健康診断の繁忙期だそうです。4月の年度初めから夏までは仕事で慌ただしく過ごしてしまうので、涼しくなって少し落ち着くこの時期が選ばれると聞いたこともあります。

 不摂生な自分の体を暴かれるとか、針を刺されたり、バリウム飲んだり、直腸診でグリグリされたりとか、憂鬱になってしまう方もいるかもしれませんが、どうせやらなければいけないなら楽しみましょう!というのが今回の題目です。

 とはいえ、健康診断や人間ドックを「がははは!」と言いながら受けていたら変な人になりそうです。「小さなほめ言葉」や「心の中のことば選び」で楽しむといいかもしれません。

 人をほめると、自分の心に余裕が生まれるという性質があります。なので、健診などで自分が緊張や不安がある時こそ、人をほめる。例えば採血をしてくれた看護師さんに私は「人生で一番チクッとしませんでした!」とか「安定感ありますよねえ」などと技術に関して必ず何かほめます。すると看護師さんも、そんなことを言う人が珍しいのか、マスク越しにクスッと笑顔が。自然と場が和んで、それだけでリラックスムードになれます。

 ただ、バリウムを飲むレントゲンなどは、トークできませんので、そんな時は心の中のことば選びで楽しみます。

「もし、僕が福山雅治だったなら、どんなふうにバリウムを飲むだろう?」

 福山さんであれば、きっとカッコよく飲むに違いない。私は福山さんにはなれないけれど、バリウムの飲み方ぐらいなら肩を並べられるかも! で、イメージはビールのCMです。野外のライブステージでギター片手にシャウト! その後、打ち上げで青空に向かってビールを「乾杯!」ぐらいのカッコ良さでバリウムをごくごくと飲みます。その後のゲップを我慢できれば成功です。

 ばかばかしいようですが、そんな遊びをしているだけで、健診のストレスもぐっと減りますよ。その楽しさに目覚めつつあったある年の健診では、胸部レントゲンを受けたときに、技師の方の「息を吸って。はい、止めて!」が「はい、ほめて!」に聞こえて、何をほめようか慌てました、職業病ですね(笑い)。

 健診も自分次第でエンタメに。特にこのコロナ禍においては元気な体を保つことが大事です。忘れずに受けるようにしましょう。

 ☆まつもと・ひでお 1961年東京都生まれ。国学院大学文学部卒業後、さだまさし氏の制作担当マネジャー、ガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資の損害保険会社に入社。トップ営業マンとなり数々の実績を作る。現在は一般社団法人・日本ほめる達人協会専務理事を務め、企業セミナーなど多方面で活躍中。著書に「できる大人のことばの選び方」や「できる大人は『ひと言』加える」など。

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