【人生を変えることば選び】異動や転勤する人へ〝贈るほめ言葉〟

2020年09月24日 10時00分

異動の人へのことば選びで大事なことは…(写真はイメージ)

【ほめ達・松本秀男 人生を変えることば選び】4月が新年度の企業は、もう上半期が終わり。10月からの下半期に向けて、人事異動が発令される会社も少なくありません。まだまだコロナが心配な中で歓送迎会もままならず、異動や転勤をする人も、ひっそりとした感じでさみしいかも。去る人にも、来る人にも、あたたかなことば選びで、気持ちをプレゼントできたらいいですね。

 去る人に対して、「お世話になりました。新天地でもご活躍ください」。これで十分な贈ることばですが、通りいっぺんな感じも…。送別の色紙を作ると、3人くらい同じことばだったりします。できたら自分だけのことばを贈って、相手にスペシャルな感謝を伝えてあげたいですね。それは同時に、自分をしっかりと印象付けることにもつながります。

 では、去る人へ贈ることば選びは何がいいかといえば、まずは「相手の存在をほめる」。

「松本さんと働けて本当に良かったです!」「松本さんがいるから、安心できました!」「松本さんがいなくなると思うと、いまの仕事がちょっと心配です…」

 そんなふうに言ってもらえたら、「ああ、自分はここで役に立てたんだな。あの人の役に立てたんだな」と思えて、次の職場での励みにもなりますよね。

 そして次は、「相手とのエピソードをほめる」。

「あのプロジェクトの時の松本さんのあのアイデア、目からウロコでした!」「私が悩んでいた時に声をかけてくださって、実は泣くほどうれしかったんです」

 エピソードは相手とのスペシャルな思い出ですし、本人が気付いていないその人のすばらしさを伝えることができます。言われた相手としては、自分では何げないことだったけれど、それが喜ばれていたのだと、これもまた励みになります。去る人にはこんなふうに、「過去をほめる」ことで「未来を励ます」ことが可能になるのです。

 来る人には逆で「未来をほめる」。しかも「過去を踏まえて未来をほめる」をオススメします。

「すてきなエピソードをたくさんお聞きしています! これからご一緒できるのが楽しみです!」「やっとご一緒できますね。めちゃめちゃワクワクしてます!」

 相手が気持ち良く働ければ、自分も気持ち良く働けます。下半期も、より良いことば選びでエネルギーを満タンにして、心も体も元気にいきましょう!

 ☆まつもと・ひでお 1961年東京都生まれ。国学院大学文学部卒業後、さだまさし氏の制作担当マネジャー、ガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資の損害保険会社に入社。トップ営業マンとなり数々の実績を作る。現在は一般社団法人・日本ほめる達人協会専務理事を務め、企業セミナーなど多方面で活躍中。著書に「できる大人のことばの選び方」や「できる大人は『ひと言』加える」など。

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