ハチミツ二郎に聞く!動画全盛のご時世になぜ「エロ本」制作したのか

2020年05月22日 16時25分

ハチミツ二郎

【今、エロ本を見直そう(3)】“エロ本を見直そう”というテーマでお届けしている短期集中連載企画の第3弾は、あの人気芸人が登場! 今年3月、自身の責任編集による書籍、その名も「エロ本」(東京キララ社)を刊行した、お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のハチミツ二郎(45)だ。コロナ禍を機にじっくりエロ本を楽しむ趣向が再認識されているとはいえ、動画全盛のご時世になぜエロ本なのか。制作時のエピソードも交え、熱く語ってもらった。

 ――この「エロ本」を作ろうと思ったキッカケは

 ハチミツ二郎(以下ハチミツ):エロ本がなくなるって聞いたんで。まずはコンビニから消えると。そうなるとエロ本(の存続)自体が厳しいって聞いて、勝手に立ち上がったんです(笑い)。

 ――クラウドファンディングで出版資金を調達

 ハチミツ:同じ吉本(興業所属)の「キングコング」西野(亮廣)がクラウドファンディングで本を作ったんで、じゃあ俺はクラウドファンディングでエロ本を作ってやろうと。

 ――「声に出して笑えるエロ本」がコンセプト

 ハチミツ:芸人が作っている以上っていうのはあるんですけど、ちょっとメッセージもあって。「エロと笑い」って、すごく近いところにあると思っているんですね。カトちゃん(加藤茶)とケンちゃん(志村けん)がヌードデッサンのコントで、わざと鉛筆を転がして背中を向いているモデルの前に行ったりとか。

 ――ありましたね

 ハチミツ:ああいうのって、子供ながらに「オッパイが見えるとエロい」って思ってましたし、昔のバカ殿様とか見てても意味なくオッパイが出たりする。そういうのも今の時代、なくなっているじゃないですか。お笑いとエロって近いハズなのに、すごい切り離さなくちゃいけない世の中になっているんで、ちょっとそれに寄せてみたんです。

 ――参加メンバーが豪華。巻頭が格闘王・前田日明氏のグラビア撮影というのも驚いた

 ハチミツ:あれは(企画立ち上げの)直前に前田さんと知り合ったのですが、それまで自分も避けてきたところがあって…。やっぱり昔から、見れば見るほど恐ろしい人ってイメージあるじゃないですか、プロレスファンにとって。いつキレるか分からないとか。

 ――確かに

 ハチミツ:前田さんがブチ切れてるシーンとかも映像で見てたりしてるんで怖かったんですけど、食事させてもらう機会があって、そこでエロ話しているときにすごい柔らかい表情をしてたんですよ。それでマネジャーさんにオファーしてみたら、もう即答でOKをもらえて。(制作段階の)一番最初に撮影したんですけど、もう自分の中では「前田日明を引っ張り出した」というところで、もう半分以上は成功しているという気持ちでした(笑い)。

 ――とても入り込んで撮っている様子だった

 ハチミツ:あの本の撮影時間の中では前田さんが一番長かったです(笑い)。スタジオは4時間くらい押さえてたんですけど、ほぼフルタイムで撮ってました。前田さんからは次のモデルさんのリクエストももらっているんで、本が出る限り、第2弾、第3弾…とは思ってます。

 ――“熟女芸人”で知られる「ロバート」の秋山竜次とは喫茶店トークから始まった

 ハチミツ:営業とか地方の劇場で一緒になると、必ず秋山が「純喫茶行きましょうよ」って言うんですよ。カフェとかじゃなくて。で、空き時間に2人で純喫茶に行って、最初はコーヒーの話をしているんですけど、気づいたら1時間くらいお互いの風俗の話をしてる(笑い)。それを誌面にしてみようかと。

 ――作り手側になったことで気づいたことは

 ハチミツ:今の時代、みんな無料で脱いでくれるじゃないですか。自身のSNSでセミヌードみたいのをバンバン出して、受け取る側もタダで見られる。でも、グラビアのコたちも(自分の姿が)紙になることへの“憧れ”が結構あるんだなっていうのがすごい伝わってきました。グラビアアイドルなのに、DVDとかSNSでしか脱いでないってコが多いみたいで。やっぱり紙媒体の大切さを感じました。出てもらったモデルの3人くらいは1人で50冊くらい買ってましたから。

 ――第2弾の構想は

 ハチミツ:どんどん一般の人を巻き込んでいきたいんですよ。東スポさんの「街頭淫タビュー」みたいな。参加してもらいたいんですね、一般女性に。もっと言えばヤリマンに会ってみたいですね(笑い)。

 ――参加してほしい女性タレント

 ハチミツ:今回の表紙もそうなんですけど、逆にここからスターをつくっていきたいです。前田さんとか秋山とか男性陣はいろんな方に出てもらって、女性陣は「ここが登竜門なんだ」っていう感じにしたいんですよ。そうしないと結局、エロ本も売れていかないんじゃないかと。名前のある人は、もうやり尽くしている部分もあるじゃないですか。DVDもあらゆるジャンルのことをやりますし。何よりキレイな写真がタダで手に入る時代になっているんで。その逆というか、そうじゃないものを逆に生み出していかないと、とは思ってます。

【ハチミツ二郎責任編集「エロ本」とは】2020年3月3日、東京キララ社から創刊。「声に出して笑えるエロ本」をコンセプトに、「格闘王前田日明グラビア撮影に挑戦」「関西元地下アイドル初ヌード」「あの柔道女子が脱いだ!」「現役最高齢84歳のAV女優」などのグラビア企画のほか、対談企画には「ロバート」の秋山竜次、「さらば青春の光」の森田哲矢などが登場。テレビでは語られないエロトークを展開している。

☆はちみつ・じろう=1974年11月20日、岡山県生まれ。お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のツッコミ担当。プロレスラーとしても活躍し、メキシコではプロライセンスも取得した。2017年には大仁田厚と「ノーロープ有刺鉄線電流爆破&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチ」で対戦。敗れはしたが、お笑い界の伝説となった。19年にレスラーを引退。身長177センチ、体重100キロ。