【ほめ達・松本秀男 人生を変えることば選び】「ヨコではなくタテで」自分をほめよう

2020年05月14日 10時00分

 新型コロナウイルス感染症の影響はまだ続きそうですね。在宅も長期化して、ストレスがたまるのも自然な話。「コロナ鬱」という言葉まで一般化してきました。

 家での軽い運動やオンライン飲み会、コロナ関連の「ニュース断ち」など、ストレス解消法はどんどん試して体も心も健康でいたいもの。

 そしてこんな時こそ私がおすすめしたいのは、「自分をほめる」こと。うまくいかないことはたくさんありますが、そんな中でも頑張っている自分をほめる。「え? 自分なんて、ほめるところない!」。そのお気持ちも分かります。だったらなおさら、そんな自分を自分がほめずに誰がほめる?です!

 以前、山手線の車内で女子高生がこんな会話をしていました。

「ねえねえ、自分の、一番つきあいの長い友達って誰だ?」「正解は、じぶん~♪」「何それー?」「だって、生まれてから死ぬまで付き合わなきゃいけないもん」。深い会話ですね!

“自分”が一生付き合わなければならない友達なら、実際の親友のように、たまにはほめて応援してあげたいですね。「頑張ってるなあ、自分」だけでも十分なほめ言葉です。

 そして自分へのほめ方として使ってもらいたいのは、「ヨコでなくて、タテでほめる!」。

 ヨコでほめるとは、人と比べてほめること。営業成績の棒グラフをヨコで比べるほめ方です。これだと自分よりすごい人はたくさんいます。

 では、タテでほめるとは? それは、自分の棒グラフのタテの伸び、つまり成長や変化や挑戦、頑張りをほめてあげること。どんな小さな頑張りだってほめられます。人生で過ごした時間のすべてが、グラフで言ったらタテの伸びですものね。この「タテでほめる!」は他人をほめる時にも相手を元気にできますよ。

 もうひとつおすすめしたいのが、「ありがとう」を増やすこと。「ありがとう」を多く口にする人はストレスが少ないといいます。

 先日、ほめ達で「#願い星プロジェクト」というのを立ち上げました。医療現場の最前線やインフラを支えてくれている人、頑張っている仲間や家族に「ありがとう」を伝えるプロジェクトです。頑張っている自分に向けても一日の終わりに「ありがとう」とつぶやいてみてもいいかもしれません。気持ちが温かくなりますよ。

☆まつもと・ひでお=1961年東京都生まれ。国学院大学文学部卒業後、さだまさし氏の制作担当マネジャー、ガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資の損害保険会社に入社。トップ営業マンとなり数々の実績を作る。現在は一般社団法人・日本ほめる達人協会専務理事を務め、企業セミナーなど多方面で活躍中。著書に「できる大人のことばの選び方」や「できる大人は『ひと言』加える」など。