【マーティ&URA―KiSS 昭和・平成ソングって素敵じゃん】プリプリのMとあいみょんの共通点

2020年01月18日 10時00分

マーティ・フリードマンと語り合った鷹野(左)と谷藤(右)

【マーティ&URA―KiSS 昭和・平成ソングって素敵じゃん】昭和生まれのアラフォー~アラ還が懐かしむ日本の歌手や楽曲を、平成生まれ世代や外国生まれのミュージシャンはどう聴くのか? マーティ・フリードマン、谷藤海咲(20)に、今週からは谷藤とともにアイドルユーチューバー「URA―KiSS」のメンバーとして活動している鷹野日南(19)が加わります。今回のテーマは80年代を代表するガールズバンド「プリンセス プリンセス」。プリプリのあの曲と、あいみょんの共通点とは? 曲を聴きながら読んでみてください。

【プリプリ論】

 ――今回は2人から名前が挙がった「プリンセス プリンセス」を語ります。曲は「Diamonds」「世界でいちばん熱い夏」「M」と2人とも同じ3曲を挙げています

 鷹野・谷藤:すごい!

 マーティ:合わせたんじゃなくて?

 鷹野:いえ、偶然です。

 ――まずは「Diamonds」(1989年)から聴いてみましょう。リズムはスプリームスの「恋はあせらず」(66年)っぽいですね

 マーティ:リズムはそうですね。メロディーはわかりやすくて日本的だと思います。切ないけどアップテンポでかわいい曲です。2回目にハモるのもすごく日本的です。聴きながら絶対に2回目はハモると思ったら、やっぱりハモってくれました(笑顔)。

 ――読み通り! 2人が生まれる前の曲です

 鷹野:カラオケでよく歌います。年上の方がいると喜んでくれるんですよ。同世代の子も一緒に歌いますよ。

 谷藤:カラオケで歌うと同世代の子たちは「ああ!」となります。みんな知ってると思います。

 ――30年も前の曲なのに! 次もヒットした「世界でいちばん熱い夏」(87年。89年に再発売)です

 マーティ:この出だし、完全にフランキー・ヴァリの「Can’t Take My Eyes Off You」のサビじゃん! キーも一緒ですよ。日本人も大好きな、あの曲です。

 ――言われてみれば確かに! パクリ!?

 マーティ:これ、誰でもわかると思います。裁判にならなかった? いろんな人にカバーされているように、とてもなじみやすいメロディーだからね。そのなじみやすいメロディーを自分なりに解釈したら自分のものになるんだから、それはそれでいいんじゃない。

 ――ちなみに邦題は「君の瞳に恋している」で、日本ではボーイズ・タウン・ギャング版が最もメジャーです

 マーティ:え! そうなんですか。

 ――お2人はどうやってこの曲を知りましたか

 鷹野:「Diamonds」から入って、アーティストのランキングを参考に何曲か聴いて、いいなと思いました。

 谷藤:私はお母さんが歌ってて、いい曲だなと思いました。

 ――最後は「M」です。この曲、実はアルバムのほかシングル「Diamonds」のB面として発売されました。A面ではなかったんです

 谷藤:プリプリさんで一番好きな曲です。

 マーティ:すてきな声ですね。歌はしっかりしていて、メロディーはかわいくて日本的。プリプリは全員女性のバンドじゃん。ちゃんと演奏して、ヒットも出したのが素晴らしいです。アメリカではガールズバンドはほとんどいません。

 ――「ランナウェイズ」や「ゴーゴーズ」は

 マーティ:ランナウェイズは全然はやらなかったんですよ。ゴーゴーズは一瞬売れたけど、日本で売れた?

 ――あまり…

 マーティ:前から言ってるけど、邦楽のチャームポイントはメロディーを大事にすることです。この曲もそう。メロディーがしっかりしてるじゃん。最初はピアノとボーカルだけで、ピアノは今も昔も音は同じ。この曲はタイムレス。時代関係ないですよ。今の10代、20代が聴いても、違和感ないんじゃない?

 谷藤:ないです。今も普通に流れていて、古いと思ったことないです。

 鷹野:私はあいみょんさんが好きで、あいみょんさんがこういう感じのメロディーが多いから、耳になじんでました。

 マーティ:あいみょんさんはシンセとか現代の音色(おんしょく)に頼らず、歌詞とメロディーがメインじゃん。古いとも現代的とも思わせない、タイムレスな音楽です。「M」も同じですね。

☆マーティ・フリードマン=米国・ワシントンDC出身のギタリスト。1990年から2000年までメガデスに在籍。04年から拠点を日本に移し幅広いジャンルで活躍。

☆「URA―KiSS」=渋谷を中心に活動する平均年齢19歳の7人組。通称うらきす。「うらきすハウス」で共同生活を行い、毎日動画投稿中。アイドルとの二刀流が話題を呼び「2018年Yahoo!検索大賞新人賞」受賞。