【いろもの伝】売れない芸人の共通点は3つ ダメなやつに引導渡すのも仕事

2019年11月19日 10時00分

多くの芸人を見てきたリッキーの言葉には説得力がある

 芸人がどうやったら売れるかって、簡単にはわからないですね。ただ、売れない芸人はすぐにわかります。消えていくダメな芸人には共通点があるんです。

 それは「努力しない。時間を守らない。すぐに行動しない」です。サラリーマンの方たちとも共通する、ものすごく普通のことですよね。

 芸人というと「楽して金儲けしたいテキトーな人間がやってるんやろ」というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。「楽して金儲けしたい」が最初の動機なヤツがいるのは否定しませんが、結果的に売れる芸人はものすごく努力しています。サボリ癖があって売れ続ける芸人はいません。時間を守らないやつは、信頼を失ってどんどん出番をなくします。そして売れるヤツは何をすべきか自分から見つけ、すぐ動きます。

 横山やすし師匠が言ってました。「芸人は潰しがきかんから、売れなくなったらアウトやと思うやろ。でもな、芸人で売れたヤツは他の仕事でも必ずリーダーになっとる。俺はめちゃくちゃやと思われてるけど、自分で何でもできるで」と。確かに達筆だし、知識豊富だし、行動も早かった。

 うちの会社にもいますね。勉強しないから世界観を広げられず、独りよがりから抜けれない。稽古をしようと言っても1人が来ない。修正点を指摘しても直さない。そんな連中が。

 他の業種で頑張れない人は、芸人になっても売れません。相方のおかげで一時的に売れることがあっても長続きはしません。途中から気づいて努力し始める人もいますが、先が見えない人に早めに引導を渡してあげるのも、僕らの仕事ですね。

☆りっきー=1958年9月8日生まれ。京都府出身。本名・岡博之。81年に「ブッチャーブラザーズ」結成。サンミュージック初の所属芸人に。プロダクション人力舎に移籍後、92年に開校した東京初のお笑い専門学校「スクールJCA」講師を務めた。現在サンミュージック常務取締役。