【マーティ&風男塾 昭和ソングって素敵じゃん】伝説のピンク・レディーを丸裸!

2019年08月18日 11時00分

ピンク・レディーの魅力を語ったマーティ・フリードマンと風男塾の紅竜真咲と桜司爽太郎(左)

 昭和生まれのアラフォー~アラ還が懐かしむ日本の歌手や楽曲を、平成生まれ世代や外国生まれのミュージシャンはどう聴くのか? 今回からは男装ユニットの“パイオニア”風男塾の紅竜真咲と桜司爽太郎が登場。マーティ・フリードマンと日本の懐メロの魅力を分析していきます。初回に取り上げるのは、あの伝説の2人組アイドル。(隔週連載)

【ピンク・レディー論①】

 ――風男塾を迎えての初回のテーマは、紅竜さんが名前を挙げた「ピンク・レディー」です。

 マーティ:実はピンク・レディーは子供の時から知ってたんですよ。昔、米国で彼女たちが出ていたバラエティー番組を見てたんです。

 桜司:えー! 米国で番組やってたんですか!?

 ――1980年にNBCで5回放送された「ピンク・レディー・アンド・ジェフ」ですね。まさかマーティさんが見ていたとは!

 マーティ:番組でコントと歌をやってました。後から知ったんですが、英語得意じゃないから、コントの台本を丸暗記したそうです。大変ですよ。それにコントは間とかもあるから、かなり頑張ったと思います。歌のコーナーの方が楽しそうでした。その話をいつか2人に言いたいと思ってて、一緒に出演した時に伝えたんです。

 紅竜:喜びました?

 マーティ:そう思ってたんだけど、「子供の時、番組見てました」と言ったら、シュンとして白けたムードになっちゃいました。悪いこと言ったのかな?とちょっとびっくりしました。

 ――米国で酷評されたそうで、世間的には失敗のイメージです…

 マーティ:僕は普通に楽しく見てたから、そんなこと全然思わなかったですよ!

 ――3大ネットワークのひとつで冠番組を持ったんだから、すごいことではあったんですが…

 紅竜:ピンク・レディーで最初に聴いた曲って何でしたか?

 マーティ:「渚のシンドバッド」ですね。ただ、ピンク・レディーじゃなく、W(ダブルユー)のを先に聴きました。Wは日本の懐メロをつんく♂さんがアレンジしていて、大好きでした。

 紅竜・桜司:懐かしい! 世代です。

 マーティ:後から原曲を聴きました。こっちも好きです。これ、日本でしか生まれないメロディーなんですよ。例えばイントロの「あ~渚のシンドバッド」のところ。これは米国にはないメロディーです。あと歌が入る直前の「ダダッダッダー」というキメ。こういうキメってあまりありません。日本にはいっぱいありますね。

 ――「♪ここかと思えば」の直前ですね

 紅竜:私たちには聴き慣れた感じですよね。

 桜司:アメリカの方にはどう聴こえるんですか?

 マーティ:メロディーもキメもかわいくて、子供番組の曲に近い感じだけど、そういう曲ってこんなにちゃんと作られてないです。こんなにガチで作ってるのは違和感があるんだけど、それは僕にとってはおいしい違和感。2人のダンスも独特じゃん。このフリのかわいい動きも曲の感じも、アメリカ人のDNAに入ってないです。

 桜司:かわいいし、日本独特な曲なんですね。

 ――「セクシー」という歌詞も出てきます

 マーティ:曲がかわいいから、セクシー感ないですよ。

 紅竜:「UFO」はどうですか? 宇宙人に恋する、地球の男に飽きたという歌詞が面白いです。

 マーティ:向こうではシリアスな歌詞じゃないと尊敬されないけど、音楽は楽しむものだから、政治のこととか歌わなくていいじゃん。こういうところ日本人はえらいと思います。(続く)

☆マーティ・フリードマン=米・ワシントンDC出身のギタリスト。1990年から2000年までメガデスに在籍した。04年から日本に拠点を移し活躍中。

☆ふだんじゅく=男装ユニット。「人を元気にする」という活動理念の元、歌やパフォーマンスを行うほか、男性ファッション誌のモデルもつとめている。11月6日にニューシングル発売予定。