【マーティ&Pyxis 昭和ソングって素敵じゃん】アニソンの奥深さと戦隊ソングのタイムレスな魅力

2019年07月20日 10時00分

左からPyxisの伊藤美来、豊田萌絵、マーティ

 昭和生まれのアラフォー~アラ還が懐かしむ日本の歌手や楽曲を、平成生まれ世代や外国生まれのミュージシャンはどう聴くのか? 昭和歌謡と戦隊モノが好きな声優ユニット・Pyxis豊田萌絵と伊藤美来、そして米国出身のギタリスト、マーティ・フリードマンが日本の懐メロの魅力を分析。今回はアニソン・戦隊ソングを語ります。(隔週連載)

【アニソン&戦隊ソング論】

 ――伊藤さんは戦隊モノが好きなんですね

 伊藤:好きです。男の子が見るイメージだけど、女性も好きな人多いと思いますよ。イベントに行ったら、小さい子から私と同じぐらいの年齢の女性や大人の男性まで、客層は幅広かったです。

 マーティ:きっかけは?

 伊藤:弟と一緒に見てました。最初は男の子と同じように、アクションのかっこ良さに憧れてましたが、年を重ねて今は「守られたい!」という気持ちです。悪者に連れ去られたらあのヒーローに助けられたい!って。

 ――好きな曲は

 伊藤:「特捜戦隊デカレンジャー」のオープニング曲です。

 マーティ:戦隊ソングってタイムレスなんですよ。旋律やノリがそんなに変わらないから、20年前と言っても今の曲と言っても信じちゃいます。違うのはレコーディングの技術や楽器の使い方ぐらい。基本的な内容はあんまり変わってないと思います。

 ――アラフィフとしてはいまだに「秘密戦隊ゴレンジャー」のオープニング曲が最高ですが…。伊藤さんの挙げるもう一曲は生まれる前に放送されたアニメの曲ですね

 伊藤:「新世紀エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」です。カラオケに行くといつも上位だったし、アニメを見てない人も一緒にこの曲で点数競争してたんですよ。なぜずっと人気なのかなと思って。

 マーティ:曲がいいからです。メロディーが強くて濃い。出だしはオリエンタルな旋律じゃん。モチーフが東洋的なメロディーで、日本人の耳にはすごく聴きやすい。似ている曲が何百曲もあると思います。

 ――耳なじみがいいってことですね。アニメでは、アラフィフは「デビルマン」のエンディング「今日もどこかでデビルマン」がめちゃ心にしみるんですが、この曲はどう聞こえますか。作詞はあの阿久悠さんです

 マーティ:時代を感じますね。いかにも日本の昔のアニソンです。マイナーキーにラテンっぽいシンプルな旋律がルーツで、軍歌の要素も交差して、覚えやすくて頑張りましょうみたいな雰囲気があります。

 伊藤:昔のヒットアニメ特集で聴いたことあります。

 豊田:アニメとセットという感じで、アトムとかアンパンマンの曲を聴くのと同じ感覚です。

 マーティ:そんな感じですね。ラジオでかかるタイプの曲じゃない。

 ――全く響かないんですね…(涙)

 豊田:この曲もそうだけど、昔のアニソンは作品名が入るんですよね。

 マーティ:昔のはわかりやすいですが、僕はアニメ詳しくないですから、最近のはどれがアニソンなのかわからないんですよ。リストアップしてもらって、これアニソンなの!って驚いた曲多いです。

 ――1983年に杏里が歌う「キャッツ・アイ」の主題歌が大ヒットして、それをきっかけに楽曲のプロモーションの場になったイメージです

 マーティ:それは面白い流れですね。今はみんなアニメとのタイアップを目指してます。今の曲はアニメから独立してますね。

 伊藤:戦隊はずっと歌詞に○○戦隊と入りますよ。歌詞はストーリーを思わせるもので、子供にわかりやすい。

 マーティ:戦隊はそこも変わらないですね。

☆マーティ・フリードマン=米・ワシントンDC出身のギタリスト。1990年から2000年までメガデスに在籍した。04年から日本に拠点を移し活躍中。

☆Pyxis(ピクシス)若手人気声優の豊田萌絵(とよた・もえ、1995年3月15日生まれ、茨城県出身)と伊藤美来(いとう・みく、1996年10月12日生まれ、東京都出身)によるユニット。2016年にアルバム「First Love 注意報!」でメジャーデビュー。先月、4thシングル「恋せよみんな、ハイ!」を発売した。