「関ジャニ∞」チケット詐欺で誤認逮捕 中学生が成り済ましできた背景

2017年09月12日 17時00分

 ツイッターで人気アイドルグループ「関ジャニ∞」のコンサートチケットを売るとウソをつき、現金をだまし取ったとして、徳島県警が5月に詐欺容疑で逮捕した愛知県豊田市の女子専門学校生(21)について、徳島県警は11日、誤認逮捕だったと明らかにした。女性は容疑を否認しており、19日間勾留された後、処分保留で釈放された。

 女性に成り済ましたとして詐欺容疑で書類送検された京都市の中学3年の女子生徒(15)はツイッターで、「関ジャニ∞」のコンサートチケットの売買交渉をする女性と直接やりとりし、個人情報を入手、利用したとみられる。

 県警三好署によると、女子中学生はツイッターで知り合った女性と8万円でチケットを購入する約束をし、女性の名前や口座番号などを入手したとみられる。同時期に自身が開設したアカウントに「チケットを譲ります」と投稿。連絡してきた徳島県内の女子高校生ら2人と、女性に成り済まして売買契約をし、女性名義の口座に4万円ずつ計8万円を振り込むよう指示したという。

 女子中学生は、チケット販売サイトに女性名義でチケットを出品。落札した別の人物からサイトを通じて約6万円を受け取り、女性にはこの人物宛てにチケットを送らせた。女性は代金の8万円が入金されたため、疑問に思わなかったとみられる。チケットが届かなかった女子高校生が署に相談して発覚した。

 人気アーティストのコンサートチケットが定価の10倍以上で転売される問題は深刻。抽選に漏れたファンが公演を見られず、ファンでも何もない転売屋ばかりが儲けることになる。

 多くのアーティスト、事務所がチケット転売の禁止を訴えている。

 ネット事情通は「ネットオークションサイトは高値転売問題を受け止め、頻繁にチケット転売する人物を出品禁止にするなどチェックが厳しい。そのため、ツイッターなど個人間のSNSでのチケット転売のやりとりが増えている。SNSは個人同士の取引なので、今回の事件の犯人のような空売り犯罪者、成り済ましなどの問題が起きてしまうのです」と指摘する。

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