日本でもオーディション番組が復権か!? テレビ朝日で秋元康氏(59)が総合プロデュースするオーディション番組「ラストアイドル」(毎週土曜深夜0時5分)が先日、ついにスタートした。

 さらに10月の番組改編で「今夜、誕生! 音楽チャンプ」(毎週日曜、夜9時58分)もレギュラー化されることが決定している。立て続けにオーディション番組を放送するテレ朝の試みに注目が集まっている。

 かつては日本でも人気オーディション番組があった。「スター誕生!」(日本テレビ系)からは山口百恵、森昌子、桜田淳子の“中3トリオ”が、「ASAYAN」(テレビ東京系)からは「モーニング娘。」や鈴木亜美といった人気者が次々と生まれたものだ。その後も「歌スタ!」(日テレ系)など同種の番組はあったが、数はそう多くない。

 2000年代に入ってアメリカやヨーロッパでは、「アメリカン・アイドル」「Xファクター」というオーディション番組が隆盛期を迎え、数々のスターが誕生しているのとは対照的だ。

 そんな番組にテレ朝が再びスポットライトを当てて、復活させようとしているのだから業界関係者の視線は熱い。

「8月に始まった『ラストアイドル』は言わずと知れた秋元さんのプロデュースで、早くも大注目となっている。また、関ジャニ∞の村上信五と人気女優の黒木瞳が司会の『音楽チャンプ』は6月に単発で放送され、好評だったためにレギュラーに決まった。テレ朝の番組からスターを生み出そうと、かなり力が入っている」とテレ朝関係者。

 こんな動きを、他局が無視できるはずもなく、「テレ朝の番組の視聴率が良ければ、どこの局も一斉に同様の番組を立ち上げるでしょう。もともと日本で人気があったジャンルですし、ブームが再び来ると読むテレビマンも多いのです」と話すのは、某テレビ局の関係者。

 テレ朝の番組が視聴者に受け入れられ、新たなスターが誕生するか?