【崩壊SMAP25年目の真実(11)】想像以上のダメージで心身の衰弱が止まらない!! 日本中を一喜一憂させたSMAP解散騒動のダメージはメンバーにとって想像以上に深刻だった。“テレビ生謝罪”以降、一旦落ち着いたかに見えるが、周囲からは体調不安の声が大噴出。中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)の“独立画策組”4人は心労で一気に老け込んでしまった。なかでも“育ての親”のマネジャー・I女史(58)が母親代わりだった最年少、香取のやつれようはすさまじいというから深刻だ。

「メークでごまかしていますが、あの4人は心身ともに疲弊しきっています」

 そう証言するのはテレビ関係者だ。年明け早々発覚したSMAPの解散騒動は芸能界のみならず、日本中を巻き込む大スキャンダルに発展した。

 結局、木村拓哉(43)のジャニーズ事務所残留で独立計画は頓挫。中居ら4人は18日放送のフジテレビ系「SMAP×SMAP」での生謝罪を経て“出戻り”が許可されたが…。

 画面からにじみ出ていたのは悲愴感。メークで取り繕うも、中居と香取の目の下にはクマ。草なぎはずっと下を向き、死んだ魚のような目をしていた。マイペースと思われた稲垣も、顔色がすぐれずファンデーションを塗りたくり、ろう人形のような表情だった。

 疲労困ぱいの原因は、ジャニーズ残留と引き換えに、育ての親であるI女史が芸能界引退を余儀なくされたことだ。

「戻ることはできたが、これまで二人三脚でやってきたI女史が犠牲となった。I女史が涙ながらに『芸能界を離れる』と告げた時は4人とも号泣したそうだ。苦渋の決断というほかない」とは芸能プロ関係者。

 なかでも、最年少の香取は立ち直れないほどのショックを受けた。小学生で芸能活動を始めた香取にとって、I女史はいわば母親代わり。それがこんな形で“終わる”とは思ってもみなかっただろう。

 昨年末にはこんな出来事があった。プライベートで他の芸能人と積極的に交流しない香取が唯一、ライフワークで主催しているのが“新選組飲み会”。これは、2004年に香取がNHK大河ドラマ「新選組!」に主演して以来、毎年行っている恒例行事だが、昨年は香取がドタキャンしたという。

「10年連続で主催していて、誰よりもこの日を楽しみにしていたのに…。欠席理由も『スケジュールの都合』だとか『仕事が多忙で体調を崩した』など、はっきりしなかった。出席者からは『香取の身に何かあったのか』と心配する声が相次いだ。今にして思えば、その時期は解散・独立問題で頭がいっぱいだったのかもしれない」(芸能マネジャー)

 確かにこれまで、稲垣は公務執行妨害などの容疑で逮捕され(01年)、草なぎも泥酔全裸騒動で警察の厄介になり(09年)、ある意味で修羅場を経験してきた。中居はリーダーで最年長で、過去にはスキャンダル報道もあっただけにそれなりに“耐性”はある。だが、香取はこれほどの騒動は未経験だった。その精神的ダメージは計り知れない。

 その香取は23日放送のテレビ朝日系のレギュラー番組「SmaSTATION!!」に生出演。騒動について言及することはなかったが、やはり目の下のクマは一層際立ち、ファンからは「どんどんやつれていってる…」と体調を危惧する声が上がった。

「香取さんも中居さんも周囲に気を使わせないよう普段通りに振る舞っていますが、やはりカラ元気の感は否めない。草なぎさんは睡眠不足で楽屋で寝ていることが多くなったそうだ。今回の騒動で負った精神的ダメージはとてもすぐに消えるものではないと思う」とは冒頭のテレビ関係者。

 いち早く残留を決め、4人とは別格となった木村も、映画「無限の住人」の撮影中に右ヒザ靱帯を損傷し、足を引きずる状態が続いている。

 満身創痍のSMAPは険しい道を突っ走ることができるのか――。