【崩壊SMAP25年目の真実(9)】解散騒動に揺れた「SMAP」の中居正広(43)が23日に行われたバラエティー番組「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)の収録で、“放送禁止用語”をブチかました。中居は、同番組レギュラーで不倫スキャンダルに直面しているタレントのベッキー(31)と騒動表面化後、初対面。渦中の2人が顔を揃えて緊迫感が漂う中でベッキーをイジったため、関係者をヒヤリとさせたという。

 世間の注目を一身に浴びる中居とベッキーが一連の騒動後、初めて“合体”した。23日、東京・赤坂にあるTBSの4階スタジオで行われた「金スマ」の収録では、芸能史に残るスキャンダルの当事者2人が顔を合わせたため重苦しい雰囲気が流れた。

 その空気を察した中居は機転を利かせて解散騒動を自虐的に話して盛り上げ、現場にいた関係者から「さすが!」と絶賛されたという。

「ただ…」と明かすのは、スタジオにいたTBS関係者。

「中居さんが、自身とベッキーさんを『金スマ』でネタとして取り上げれば視聴率がめちゃくちゃ跳ね上がるんじゃないといった趣旨のトークをした。台本にはないアドリブで、スタジオは爆笑したけど、それを見守っていたベッキーさんの事務所関係者3人は苦笑いしつつ顔を引きつらせていた。『SMAP』の解散騒動は落ち着きつつあるけど、ベッキーさんの不倫スキャンダルは収束しておらず、番組で取り上げるのはいまだタブー中のタブーです」

 実際、SMAPのほうはというと、すでに育ての親のチーフマネジャー・I女史(58)は先週、ジャニーズ事務所に辞表を提出済み。「金スマ」の収録現場には「準チーフ的なマネジャーと若手の現場マネジャー、計2人の事務所関係者が来ていた」(前出TBS関係者)そうで、平静を取り戻しつつある。

 この日のスタジオには、中居と微妙な距離感があるジャニーズ事務所・藤島ジュリー景子副社長(49)の姿は見られなかった。「だから中居さんはノビノビしてトークが弾んだのかもしれない(苦笑)」と前出関係者。半ばネタとしても扱える段階にまできているのだ。

 ただ、その一方で、ベッキーは4人組バンド「ゲスの極み乙女。」ボーカル・川谷絵音(27)との不倫スキャンダルで、抱えていたCM全10本が来月以降、ゼロになる可能性も浮上。余波は拡大している。

 川谷も17日に都内で行ったライブ後に「スタッフが運転する車で逃げようとしたけど、カメラマンに延々と5時間追跡された」(出版関係者)。

「ベッキーさんは収録前、中居さんら出演陣や番組プロデューサーらに『お騒がせしております』と謝罪行脚している。中居さんは、良かれと思った発言だったろうけど、ベッキーさんは他のレギュラー番組でも一切、騒動に言及していないから、彼女にしてみれば『金スマ』で不倫をネタにするのは絶対に“勘弁して”なはずで、そういった意味では“放送禁止用語”です。中居さんのそのトークはオンエアでは使われない見込みです」と制作会社関係者。

 この日はスタジオで、プロ野球・DeNAの中畑清前監督(62)の「波瀾万丈」コーナー、女芸人キンタロー。(34)の社交ダンス企画、番組ディレクターの「ひとり農業」企画の計3本を収録したという。放送日は未定だが、ベッキーを前にした中居の“危ない”トークがオンエアされないとなれば、もったいない。