嵐・二宮和也(39)が主演した11日公開の映画「TANG タング」は、最新の動員ランキングで6位と上位に食い込めなかった。二宮は公開直前に多くのテレビ番組に出演して宣伝に駆け回ったが、それが裏目に出てしまったとの指摘がなされている。

「TANG」はイギリスの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」が原作。共演は満島ひかり、市川実日子ら。ポンコツな大人(二宮)と記憶をなくしたロボットが織りなす感動ファンタジーだ。

 大ヒットさせるべく、二宮は情報番組やバラエティー番組などに精力的に出演。「それこそ二宮をテレビで見ない日はないってくらい。力の入れようはハンパなかった」(芸能関係者)

 ところがフタを開けてみると、結果はイマイチだった。トップ5は「ONE PIECE FILM RED」「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」など、すでに公開されている超話題作ばかりで、この牙城を崩すことはできなかった。「公開初週の映画の中では1位となったのが、せめてもの救い」(前同)

 なぜ狙っていた大ヒットとはならなかったのか。精力的な宣伝活動が逆効果で、むしろ反感を買ってしまったという。「むしろ〝出すぎた感〟すらありました。あまりに毎日、二宮ばかりが登場するものだから、ほかの嵐メンバーのファンからは『二宮ばかりがテレビに出ていて冷める』という声も結構聞かれましたから。二宮ファン以外の嵐ファンの動員が思うようにいかなかったのです」(テレビ局関係者)

 スタートダッシュとはいかなかったが、まだ公開されたばかり。ここから盛り返すことはできるか。