苦渋の二択――。看板女子アナの水卜麻美アナウンサー(28)とジャニーズの人気グループ・関ジャニ∞の横山裕(34)の熱愛報道で、2人が毎週木曜日に共演する「ヒルナンデス!」を放送している日本テレビが苦しい選択を迫られる。テレビ局としては絶対に避けたい視聴率低下を覚悟するか、強大な力を持つ芸能事務所のために“新たな枠”を設けるかの選択だ。人気アナのスキャンダルで、昨年の年間視聴率3冠王の日テレはとんだ窮地に立たされた。

 先週の「週刊文春」で密会が報道された2人だが、発売された2日木曜日の「ヒルナンデス!」では当然のようにこの話題はスルー。

 ある芸能関係者は「ジャニーズも日テレも交際について否定してましたが、根本的に何事もなかったかのようにするということが決まったとか。仕事仲間以外の関係はなく、一切、何もなかったというスタンスでいくそうです」。

 いまや日テレを支えるエースアナとなった水卜アナと、人気グループの関ジャニのメンバーの熱愛騒動。ファンへの影響を考えれば交際を認めるわけにはいかないだろう。「あの横山がマンションにねえ~って思いましたよ。というのも、関ジャニってメンバー同士で遊びに行ったり、パーティーなんかもやっていたりするくらい仲が良いんだけど、横山はどんなタイミングでもメンバーを自分のマンションには入れないんだよね。潔癖症という面もあるだろうけど、それくらい自分のテリトリーを守る男。それが水卜ちゃんを入れちゃうんだからね。横山の性格を分かっている人ならいくら否定してもねえって感じだよ」(某芸能プロ関係者)

 見る人が見れば交際報道の真偽は分かるというものだ。ただ、どちらにしても、この交際報道で日テレは二者択一を迫られることになった。

「どういう形にせよ、一度こうなったらジャニーズとしては共演はNG。どちらが降りるかはこれからの判断でしょう。でも、高視聴率の『ヒルナンデス!』から水卜ちゃんを降ろすのはかなり難しいはず。かといって、横山を降ろすなら代替番組が必要になってくる。日テレは苦渋の決断を強いられるでしょうね」と同関係者は指摘する。

 本紙でも既報したように、いまのままでは「秋に水卜降板」は既定路線とも言われているが、「熱愛報道とはいえ、水卜降板なら、(金銭問題が明るみに出た)上重(聡アナ)はどうなんだ?ってことですよ。コンプライアンスの問題からすれば上重の方が引っかかるわけだし、世間からの風当たりも強い。そんな状況で水卜を降ろすなら日テレに対して厳しい目は向けられますよ」とは民放関係者。「水卜降板」では、局のイメージダウンも避けられない。

 気になる水卜アナと横山の今後についても、こんな決断を迫られる状況では言わずもがな。

「ジャニーズ事務所の否定的なコメントからも分かりますが、いまの関ジャニは恋愛にうつつをぬかしている場合じゃないんです。嵐の次を担うグループとして必死の攻勢をかけているにもかかわらず、昨年から冠番組は減少している。横山がいくら年齢が30歳を超えていようが、どうしても熱愛となればファンは減少してしまう。ジャニーズは恋愛禁止というスタンスではないけれど、タイミングが悪い。早々に別れさせる方向にもっていくみたいですよ」と前出のプロダクション関係者。

 人気者同士のスキャンダルの代償は大きい。