俳優・木村拓哉(49)主演のドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)が、視聴率ひとケタ台に〝陥落〟しそうだ。

 木村が演じるのは、生きる希望を失った桐沢祥吾。高校ボクシング部のコーチに就任したことで再生していく様子を描いた青春群像劇だ。学園スポーツものは初挑戦で期待されていたが、初回(14日)の平均世帯視聴率は11・8%。第2話は10・5%と下降線をたどっている。驚くべきことに〝平成の視聴率男〟木村はまだ主演ドラマでひとケタ視聴率を経験したことがない。ただ目前に迫っている。

 視聴率が下がってきたのはドラマの内容だけではなく、木村自身の〝失策〟があったとの指摘も。「初回の4月14日は木村の妻・工藤静香の誕生日。放送が始まるまでインスタでは連日のようにドラマを宣伝していたのですが、放送が終了すると赤いバラの写真に『happy birthday!』のメッセージを添えて投稿したのです」(芸能関係者)

 妻の誕生日を祝福することはなんらおかしいことではないのだが、長年応援してきたファンの心理はちょっと違う。「木村のファンにとって、妻の存在を堂々と見せつけられるのは興ざめポイント。『もう見ない』といった書き込みも散見されました」(前同)

 ドラマ内で木村が演じている「希望を失った男」という設定も、ファンからすればウケはあまり良くない。「これまで『何をやってもキムタク』と言われてきました。それでもファンはカッコよく、キラキラしている『何をやっても』と言われるようなキムタクを見たいのです。そういう意味では今作のように『暗くて後ろ向きなキムタクはちょっと…』と敬遠する人は少なくない」(芸能プロ関係者)

 ドラマのキャッチコピーは「何度でも、立ち上がる。」。これから視聴率も立ち上がることはできるか。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)