俳優の岡本健一(52)が10月31日をもってジャニーズ事務所との専属契約を終了し、来月から新たにエージェント契約を締結する。俳優としての評価は日増しに高まっており、専属契約でなくとも次々と仕事が舞い込むことは確実。さらに元「Hey!Say!JUMP」で現在は俳優として活動する息子・岡本圭人(28)の〝エージェント〟としての役割も担うとみられている。

 岡本の契約形態変更を発表したジャニーズの公式サイトでは「これまで以上に活動の幅を広げることができ、自身の責任において仕事を全うすることが求められる環境に身を置くべきではないかと考え、この度、エージェント契約を選択することといたしました」と説明。

 さらに「今回、岡本の中で一貫しておりましたのは、『これからもジャニーズのエンターテインメントを継承する者の一人として創作活動に励んでいく』ということでした」とした。

 これに芸能関係者は「エージェント契約は、ジャニーズの中では珍しい。岡本自身が仕事を取ってくることもあれば、ジャニーズが持ってきた仕事をすることもあるということ。今も両者の関係は良好です。エージェント契約を結ぶも吉本興業に切られた加藤浩次のケースとは違いますね」と解説する。

 岡本はかつて男闘呼組のメンバーとして活躍。グループ活動休止後は俳優に〝転身〟。今年3月にはシェークスピアの舞台「リチャード二世」の演技が評価され、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。

「舞台の世界では実力派として名が通っています。ジャニーズファンというより、舞台ファンに支持されていて、仕事も引く手あまたといっていい。ジャニーズとの専属契約から変えても十分やっていける勝算はあるはず」(前同)

 岡本がエージェント契約を結んだもう一つの理由は、息子のためだと言われている。圭人は4月にHey!Say!JUMPから脱退し、ジャニーズ事務所に在籍したまま俳優に専念すると発表した。

 8月から今月にかけて、舞台「Le Fils」では初の親子共演も果たした。別の芸能関係者は「父親はもちろんですが、圭人もいい演技を見せていたと評価は高い」と明かした。

 それでも、いくらアイドルとして実績があるとはいえ、舞台俳優としてはまだまだ駆け出しにすぎない。

「ジャニーズもタレントが増えてきており、正直なところ仕事がほとんどないタレントもいる。圭人がそうならないよう、父の健一が仕事を持ってきて息子を〝援護射撃〟するのでしょう。自身だけではなく息子のエージェント的な動きもするのではないか」(前同)

 舞台を降りても〝親子共演〟は続くようだ。