ジャニーズ女帝「I女史罵倒」「SMAP独立容認」の真意

2015年01月23日 07時00分

 芸能界に激震!! 一大勢力“ジャニーズ帝国の女帝”メリー喜多川副社長が、22日発売の「週刊文春」のインタビューを受け「SMAPは踊れない」と切り捨てた。5時間に及んだ激白では、SMAPなどをマネジメントするI女史(誌上では実名)をその場に呼びつけ、仮に事務所内で派閥争いをするのなら「別に(会社を)作ってください」と突き放す一幕もあった。かねて独立がささやかれるSMAPとI女史。ジャニー喜多川社長の姉で同事務所一の権力者メリー氏は、なぜ今こんなことを言い放ったのか? 裏側を探った――。

 デビュー直後、まったく期待されていなかったSMAPを国民的スターに育て上げた敏腕マネジャーで“外様”のI女史と、メリー氏の実娘で嵐などを手がける“直系”のジュリー氏の対立は業界内ではもはや常識と化している。

「SMAPが力をつけるにつれてI女史の発言力も大きくなっていった。一方の嵐はブレークするのに時間がかかり、ジュリー氏の手腕に疑問符をつける声もあった。事務所の象徴であるジャニー社長がI女史に『SMAP以外のタレントにも、直接でなくていいから力を貸してくれ』とお願いしたことから、ひずみが大きくなったと言われている。SMAPの番組に嵐は出演しないし、嵐の番組にはSMAPや(I女史派の)Kis―My―Ft2は出演しないですから」と派閥争いに拍車がかかった。さらにジャニー氏、メリー氏が高齢ということもあって、後継者問題も切迫していた。

 ところが、メリー氏は文春のインタビューで派閥の存在を完全否定。そのうえ後継者がジュリー氏であることを初めてメディアに公言した。まさに“歴史的瞬間”だ。

 だが、最大の驚きは文春記者がいる場に当のI女史を呼び出したことだろう。メリー氏はこれまで報じられてきた派閥争いについてI女史に厳しく迫り、それが実際にあるのなら「どうぞ自分のところで(会社を)作ってください」と突き放した。

 さらにSMAPについても「(嵐と共演しないのは)踊れないじゃない?」と、能力の低さをバッサリ切り捨てた。“早くSMAPを連れて独立しなさい”と言わんばかりの口ぶり。長年、事務所に尽くしてきたI女史のプライドを激しく傷つけたのは間違いない。

「メリーさんが怒るのは半ば芸のようなもの。相手のスキをついて、怒るのはよくあることなんです。もちろん、I女史もメリーさんの性格を分かっているでしょうが、今回のように敵対するメディアの記者の前に引っ張り出されて“罵倒”されては、さすがにたまらない。独立(への動き)はますます加速するでしょうね」(あるテレビ局プロデューサー)

 はたから見れば「娘びいきの母親によるヒステリー」――。しかし長年芸能界に携わり、ジャニーズの歴史を知る芸能関係者はこう指摘する。

「メリーさんは激情家でもあるが愛情深い人でもある。SMAPなど“I女史派”のタレントたちが潰れることなんて望んでいない。でも今の状況のままでジャニーさんとメリーさんが事務所から第一線を退けば、ジャニーズそのものがボロボロになりかねない。これはメリーさんの最後の賭け」

 いったい、どういうことなのか。同関係者は解説を続ける。

「I女史とジュリー氏の対立が続いたまま、ジュリー氏がトップに立ってしまうと、お互い一歩も引けなくなる。どちらかが倒れるまで内部で戦いが続き、ジャニーズ帝国が崩壊しかねない。それだけは避けたいだろう」

 つまりこれはI女史に示した、メリー氏の“最後の愛情”でもあるという。

「メリー氏側であろうとI女史サイドだろうと、タレント同士は共存を望んでいる。そうであるなら、『I女史はいち早く独立した方がいい』とメリー氏は思ったのでしょう。わざわざ『SMAPは踊れない』などと“挑発”したのは、独立するように仕向けたのでは」(同)

 メリー氏の言動は吉と出るか凶と出るか。