ジャニーズの人気グループ「King&Prince(キンプリ)」が今年の日本テレビ系「24時間テレビ」(8月21~22日放送)のメインパーソナリティーに決まった。8日放送の同局系「1億3000万人のSHOWチャンネル」の中で発表された。

 番組後半、MCの櫻井翔からサプライズで就任を告げられた平野紫耀は「メインパーソナリティーって、メインで出られている方々?」と驚き。リーダーの岸優太も「全く漏えいしてこなかった。本当にみなさん、守っていましたよね」と興奮気味に語った。

 今年のテーマは「24時間テレビ44 想い~世界は、きっと変わる。」。昨年と同じく両国国技館(東京)で無観客生放送される。平野は改めて「いろんな人と24時間テレビに携わってお仕事できると思うと、本当に楽しみですね」と語った。

 キンプリは2018年に鳴り物入りでメジャーデビュー。当時はジャニー喜多川さん(享年87)も健在で「将来の看板グループ」と称された。

 ところが、ここ数年は人気はあるが〝代表番組〟がない状況が続いた。その間、ジャニーズ内では関西ジャニーズJr.の「なにわ男子」が、昨年10月末から12月までテレビ朝日系で初の全国ネットの冠番組「なにわ男子と一流姉さん」を持った。9人組グループ「Snow Man」はこの4月からTBSで冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」(それスノ)をスタートさせている。

「キンプリファンとしてはずっと忸怩たる思いだった」とは30代女性ファン。

 もっかテレビ各局は「ポスト嵐」を目利きし、抱え込みに走っている。キンプリは日テレの覚えめでたく、改編期の番組会議では必ずその名が挙がるほど。昨年には嵐の活動休止に伴い、「嵐にしやがれ」の時間帯に「ニノさん」を〝昇格〟させ、空いた時間枠に「キンプリの冠番組を作るプランがあった」(テレビ関係者)そうだが、結局立ち消えになった。櫻井翔の「1億3000万人のSHOWチャンネル」に決まったからだ。

 こうした経緯があるだけに、24時間テレビの大役抜擢にファンは歓喜。「本当に嬉しい」「待ってて良かった」「今から楽しみで仕方ない」という声が寄せられている。

「24時間テレビのメインパーソナリティーですから、ライバルグループを一気にまくったようなものです。日テレの〝キンプリ推し〟も明白になりましたしね。満を持して7月クールに冠番組を投入するという話も漏れ伝わってきています」(テレビ関係者)

 一部ではポスト嵐はキンプリとSnow Manの2者に絞られたという話もある。ここで結果を残すことができるか――。