“骨肉の激熱バトル”の行方は!? 毎夏恒例の日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」とフジテレビ系「FNS27時間テレビ」が、今年はジャニーズ事務所内部の“代理戦争”の様相を呈している。最近露出の多い「関ジャニ∞」が「嵐」「TOKIO」と組んだ連合軍VS天下の「SMAP」という構図。特に、まだまだ“若造”の関ジャニに、SMAP側は絶対負けられない事情があるという。

 8月30~31日に生放送される日テレの老舗チャリティー番組「24時間テレビ」は、今年で実に37回目。メーンパーソナリティーは関ジャニだ。


 ここ2年間、メーンパーソナリティーは嵐だったが、今年は関ジャニに譲った格好。


「まぁ関ジャニは3年前に1度やってるし、特に抜てきというわけではないでしょう。それに何らかの形で嵐も番組に出演するだろうし、ジャニーズ内で役割を変えているだけですよ」とは芸能プロ関係者だ。


 同番組の目玉企画といえば「チャリティーマラソン」だが、今年走るのはTOKIOの城島茂(43)。


「他のTOKIOメンバーも、城島の応援で番組に出るのは間違いない。関ジャニ、嵐、TOKIOというジャニーズの人気グループを中心に番組を進めるという方針は、ここ何年かと全く同じですけどね」(前出の芸能関係者)


 メーンパーソナリティーが嵐から関ジャニに代わるだけで、「24時間テレビ」自体は例年通りであまり新鮮味はなさそう。一方大バクチ!?に出るのが、フジの「FNS27時間テレビ」。今月26~27日の生放送で、今年はSMAPが初めて総合司会を務める。


「業界内では有名な話だが、嵐、関ジャニ、TOKIOらがジャニーズの本流とするなら、SMAPは別の一派。“犬猿の仲”と言っても過言ではない関係だよ」(テレビ局関係者)


 それだけにSMAP側からしたら、「24時間テレビ」には意地でも負けられない。聞けば「SMAP育ての親I女史が最も『負けられない』と意識するのは嵐だが、今年は『嵐より格下』と見ている関ジャニがメーンパーソナリティーになったことで、Iさんは『余計に負けるわけにはいかない』と思っているようだ」という。


 そこまでムキになるのにも理由がある。I女史は関ジャニをアイドルとして認めていないからだ。


「関ジャニはみんな関西出身で、言葉も関西弁でしょ? Iさんは『芸人さんならいいけど、関西弁のアイドルなんて邪道』と考えているんだよ。そんなグループに、自分が手塩にかけて育てたSMAPが負けるなんて、彼女のプライドが許さないよ」と前出のテレビ局関係者。


 フジとしては、SMAP木村拓哉(41)主演で14日スタートした月9ドラマ「HERO」の高視聴率にあやかって、波に乗りたいところだろうが、視聴率や番組の評判が問われるこの“骨肉バトル”を制するのは果たして…。