ジャニーズ事務所は8日、コロナ禍での〝お泊まり熱愛〟が発覚し昨年12月22日から活動自粛していたジャニーズJr.のユニット「美 少年」メンバー・佐藤龍我(18)が9日から活動を再開すると公式サイトで発表した。

 佐藤は昨年12月20日、「文春オンライン」で特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」でヒロインを務めた女優・鶴嶋乃愛(19)との熱愛が報じられた。事務所は「新型コロナウイルスの感染が拡大している中、また、何より未成年かつ高校生でもあるにもかかわらず、今回のような報道がなされたことに対して、学生並びにタレントとしての自覚が欠如していることの表れであり、ジャニーズジュニアとしてふさわしくない姿勢、行動であると判断」して、一定期間芸能活動を自粛すると発表した。

 サイトでは佐藤の活動自粛によりファン、関係者に改めて謝罪。「自身の置かれた環境が恵まれたものであることを実感いたしました。今回の出来事は、コロナ禍という環境と、学生という立場の2つの側面において相応しくない行動であったことから、佐藤自身、タレントである前に一人の人間として大切なことがあることを理解いたしました。優先すべきは学業であり、芸能活動との両立が叶うのは周囲のサポートのおかげである」など自身の立場や環境に対する理解を深めている様子がうかがえたとしている。

 佐藤に反省の色が見えたことから活動再開を決定。今回の軽率な行動について「本人の自覚と責任感の欠如によるものではございますが、所属事務所としましては、結果的に、個人に対する指導と監督が行き届いていなかったことであると受け止めております」と事務所の責任も認め、「弊社は、佐藤と共にファンの皆様並びに関係者の皆様より頂戴しました厳しい意見やご指摘を真摯に受け止め、この度の出来事により失うこととなりました信頼の回復に努めてまいります」としている。

 さらに「弊社には学生であるタレントやジャニーズJr.が多数所属しておりますので、今回の反省を踏まえて、学生としての規律を守りながら、学業と芸能活動の両立を通じて、社会人になるための必要な自覚や責任を身に付けることができますよう、指導してまいります」と再発防止を誓っている。