ジャニーズの人気グループ「Hey! Say! JUMP」が、これから勢いを増していくのか。

「ジャニーズWEST」や「Sexy Zone」など、次々に若手グループがデビューしているジャニーズ。ただ、デビューして7年がたつが、グループとしていまひとつブレークしきれてないのが、「JUMP」だ。

「近年はSMAP育ての親といわれるI女史がマネジメントを引き受けていた。ただ、『Kis―My―Ft2』のようにデビュー時から面倒を見ていたわけではないので、思い入れが深くない。どうしてもキャスティングひとつとっても二の次、三の次になっていた感は否めない」とはあるテレビ局関係者。

 ただ、その立場を覆す出来事を昨年メンバーが起こしていた。

「昨年は、『JUMP』のコンサートツアーの演出をI女史が手がけていたんですが、ステージは『Sexy Zone』がゲスト出演したりと、メンバーが納得していなかった。それで、ジャニーさんに直訴し、I女史の元を離れ、ジュリー副社長の管轄になったんです」と、ある芸能プロ関係者。

 半ば、“反乱”とでもいえそうな動きだ。

「ジャニーさんにとってもかわいがってきたグループだけに、自分の意に背くような動きは面白いはずがない。これで『JUMP』はどうなることやらと思われたんですが…」(同関係者)

 だが、その心配はまったくの「杞憂だった」という。中心メンバーである山田涼介(21)は7月スタートの連ドラ「金田一少年の事件簿N」(日本テレビ系)に主演し、4月から「ヒルナンデス!」に有岡大貴(23)と八乙女光(23)がレギュラー出演中。

「他にも高木(雄也)が1月期の連ドラに出たり、知念(侑李)もテレビ朝日系人気シリーズ最新作のスペシャルドラマ『必殺仕事人2014』(7月放送)に出演と、メンバーそれぞれが急激にテレビ露出を増やしている。これはI女史に代わってマネジメントを手がけることになったジュリーさんの手腕によるものが大きいんですよ」と同関係者。

 ジュリー氏にとってI女史は、後継者争いでライバル関係にあるといわれている。

「JUMPのメンバーが自分を選んでくれたことにいたく感激し、テレビに出られるようにすごい勢いでブッキングしているんだそうです。“I女子には負けない”という気概もあるのでしょう。5月に彼らはドームコンサートをやったんですが、いままではファンタジー系のステージだったんですが、それまでの演出とは180度真逆のカッコイイ系になっていましたね。メンバーもこういうステージがやりたかったと喜んでいるそうです」と同関係者。

 今後も主役とはいかないまでも、ドラマに出演予定のあるメンバーは多いとか。一気に巻き返しとなるか。